4月8日、日本の民衆(zhòng)約5000人が東京の日比谷公園に集まり、憲法解釈の変更によって集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)し、日本國(guó)憲法第9條を有名無実化しようとする安倍政権の行為に反対の聲を上げた。集會(huì)に參加した日本の民衆(zhòng)は人民日?qǐng)?bào)のインタビューに「日本人一人一人が実際の行動(dòng)によって安倍政権の誤った外交?安保政策に反対すべきだ。安倍氏の政治姿勢(shì)は日本の國(guó)益を損ない、アジアの平和と安定にマイナスだ」と述べた。

　日本の政治學(xué)者、御廚貴氏は「誤った歴史認(rèn)識(shí)」「靖國(guó)神社參拝」「集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)」を「アベノポリティクス」の三本の矢と呼ぶ。昨年12月の「國(guó)家安全保障會(huì)議設(shè)置法」と「特定秘密保護(hù)法」の可決で安倍內(nèi)閣は大いに自信をつけ、安倍氏は靖國(guó)參拝という第二の矢を放った。アベノポリティクスの最初の二本の矢は割合容易に放てたが、集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)という矢は多大な困難に直面している。

■他國(guó)の脅威を大げさに宣伝して軍國(guó)主義化を推し進(jìn)める安倍氏のやり方は自他共に欺くもの

　集會(huì)は現(xiàn)地時(shí)間午後6時(shí)25分に始まった。30分余り前に到著すると、會(huì)場(chǎng)にはすでに多くの民衆(zhòng)が集まっていた。會(huì)場(chǎng)入り口にいた田場(chǎng)さん（73）は人民日?qǐng)?bào)の記者に「安倍政権は一貫して戦爭(zhēng)責(zé)任の問題に真剣に対処せず、歴史教科書でも慰安婦などの問題に余り言及しない。自分の子孫や日本中の次の世代のために本當(dāng)に憂慮している。日本は安倍政権が続くだけで、全世界の笑いぐさになる」と語った。田場(chǎng)さんは安倍氏の友人であるNHKの會(huì)長(zhǎng)および経営委員の辭任を求める署名活動(dòng)を3月中旬に開始し、すでに2萬7000人余りの署名を集めた。今後もNHKの會(huì)長(zhǎng)と経営委員が辭任するまで活動(dòng)を続けるという。

　會(huì)場(chǎng)外で「日本による自衛(wèi)隊(duì)の保持に反対」というビラをまいていた常野雄次郎さんは人民日?qǐng)?bào)の記者に「私は安倍政権による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)に反対するだけでなく、日本が自衛(wèi)隊(duì)を持つことにも反対している。一部の人は日本は戦後憲法第9條と國(guó)際條約を遵守し、戦爭(zhēng)に參加しなかったと考えているが、それは決して事実ではない。日本は戦後、朝鮮戦爭(zhēng)、ベトナム戦爭(zhēng)、イラク戦爭(zhēng)に參加した。現(xiàn)在も海外に自衛(wèi)隊(duì)員を派遣している。日本はすでに憲法第9條の精神に背いており、アジア全體でも日本の持つ軍事力は非常に強(qiáng)大だ」と語った。

　常野さんはまた「いわゆる中國(guó)や朝鮮の脅威を大げさに宣伝することで軍國(guó)主義化を推し進(jìn)めようとする安倍氏のやり方は自他共に欺くものだ。第2次大戦時(shí)は日本が侵略者だったのであり、アジアの多くの國(guó)々を侵奪?占拠した。悲劇を繰り返さないため、日本は自衛(wèi)隊(duì)を解散すべきだ。安倍政権の姿勢(shì)は南京大虐殺や慰安婦などの問題を始め、歴史修正主義的だ。NHK會(huì)長(zhǎng)など安倍氏の任命した部下は第2次大戦時(shí)に日本の犯した侵略の罪について一貫して認(rèn)めない姿勢(shì)でいる。このような姿勢(shì)は日本社會(huì)全體に影響を與える。これについて安倍政権には逃れようのない責(zé)任がある。私は今後、自らの努力によって、自衛(wèi)隊(duì)解散をさらに多くの日本人が支持するようにする」と語った。

■侵略の歴史を反省せず、集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を図る安倍政権の行動(dòng)は非常に危険

　ノーベル文學(xué)賞受賞者の大江健三郎氏は集會(huì)現(xiàn)場(chǎng)で「憲法第9條の體現(xiàn)する平和主義は戦後日本の時(shí)代精神を代表している。安倍政権は非民主的方法でこの時(shí)代精神を破壊しつつある。平和と民主を守るため、日本の民衆(zhòng)は集會(huì)やデモなどの行動(dòng)で安倍政権に反対しなければならない」と表明した。

　日本大學(xué)の清水雅彥教授（憲法學(xué)）は安倍政権打倒に向けて努力するよう日本の民衆(zhòng)に呼びかけるとともに、自らも演説や著書で安倍政権を批判する考えを表明した。

　日本弁護(hù)士連合會(huì)憲法委員會(huì)の伊藤真副委員長(zhǎng)は集會(huì)現(xiàn)場(chǎng)で、日本弁護(hù)士連合會(huì)として、憲法解釈の変更による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)という安倍政権の試みに斷固反対すると表明した。

　集會(huì)後、日本の民衆(zhòng)はデモ行進(jìn)を行い、「集団的自衛(wèi)権の行使は許さない」「安倍首相は憲法第9條を守って」「武器輸出解禁三原則に反対」などの呼び聲が東京の街頭にこだました。

　デモへの參加を終えた早川さんは人民日?qǐng)?bào)記者に「安倍政権にはとっくに失望しきっている。安倍氏は民衆(zhòng)の意見を全く聞かない。普通の日本人として、私は自らの行動(dòng)によって安倍氏に、その政策が大衆(zhòng)から支持されないことを分からせなければならない」と語った。早川さんは記者が中國(guó)人だと知ると「安倍政権に反対し、中國(guó)などアジア近隣國(guó)との友好的付き合いを望んでいる日本人は多くいる」と述べた。

　5歳の時(shí)に東京大空襲を経験した巖井さんは人民日?qǐng)?bào)記者に「安倍政権は狂気じみた政策と1つまた1つと続けている。日本の若者に再び戦爭(zhēng)の苦しみを味わわせないため、安倍政権による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)に反対するデモに參加しなければならなかった。侵略の歴史を反省せず、憲法解釈の変更による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を図る安倍政権の行動(dòng)は非常に危険だ」と語った。

　東京の民衆(zhòng)、関充明さんは人民日?qǐng)?bào)記者に「安倍政権は戦後日本で最もまずい內(nèi)閣だ。日本の民衆(zhòng)の福祉を図らないうえに、アジアの平和と安定にも逆行している。安倍政権は武器輸出三原則を見直したばかりだが、今度はまた集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)に力を盡くしている。危険な政権であり、安倍政権打倒のためにさらに多くの日本の民衆(zhòng)が行動(dòng)を起こすことを期待する」と語った。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年4月9日