「朱雀3號」再使用ロケットが10キロ級垂直離著陸飛行試験を完了
人民網日本語版 2024年09月12日10:45
「朱雀3號(VTVL-1)」の再使用垂直離著陸回収試験。藍箭航天が提供
中國が獨自に研究開発した「朱雀3號(VTVL-1)」再使用垂直離著陸回収試験ロケットが9月11日12時、酒泉衛星発射センターで10キロメートル級垂直離著陸帰還飛行試験を完了した。これは中國の商用宇宙事業の再使用ロケット技術のブレイクスルーを象徴している。そして大積載力で低コスト、高頻度で再使用可能な打ち上げの実現に向け、重要な一歩を踏み出した。人民網が伝えた。
藍箭航天の専門家によると、この試験ロケットは液體酸素?メタンロケットで、本體の直徑は3.35メートル、全長は18.3メートル。離陸重量は約68トンで、離陸推力は800キロニュートン。3つの著陸衝撃緩衝裝置を搭載し、4つのグリッドラダーシステムを追加。朱雀3號ロケットと同じ高強度ステンレス本體構造を採用している。すでに軌道上で連続的な飛行検証を実現している朱雀3號ロケットと同タイプの80トン級「天鵲-12(TQ-12)」改良型液體酸素?メタンエンジンを1臺搭載しているほか、45?111%の推力調節と複數回の點火能力を備えている。
本任務の試験ロケットはフルスケールエンジンで作ったプロジェクト試作機で、藍箭航天再使用ロケットプロジェクトの開発における重要な一環となる。2回の垂直離著陸回収試験を経て、型式チームは複數の再使用ロケット基幹技術の検証に成功し、朱雀3號の未來の初飛行及び回収の基礎を固めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月12日
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