杭溫（杭州-溫州）高速鉄道が7月30日、試験運(yùn)行を開(kāi)始し、全線開(kāi)通?運(yùn)行が秒読み段階に入った。同高速鉄道は、民間資本が投資?運(yùn)営に參加する高速鉄道プロジェクトだ。

中國(guó)初の民間資本出資の高速鉄道で、杭溫高速鉄道に隣接する杭臺(tái)（杭州-臺(tái)州）高速鉄道も開(kāi)業(yè)2周年を迎えた。旅客數(shù)は増加の一途をたどり、今年第1四半期（1-6月）には前年同期比161％増となる延べ235萬(wàn)人以上の旅客を輸送した。

杭臺(tái)高速鉄道の誕生過(guò)程からは、市場(chǎng)障壁の撤廃、公正な競(jìng)爭(zhēng)の行われる市場(chǎng)環(huán)境の構(gòu)築に向けた中國(guó)政府の持続的努力が見(jiàn)て取れる。

2016年、中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)は杭紹臺(tái)高速鉄道（杭州-紹興-臺(tái)州、杭臺(tái)高速鉄道の舊稱）を第1期社會(huì)資本投資モデル事業(yè)に指定した。この改革では、整った制度體系の構(gòu)築を試み、鉄道プロジェクトにおける民間資本參入後の運(yùn)営、採(cǎi)算、撤退などの制度を明確化した。

第1に、民間資本の支配権を明確化した。この支配的地位は、「出資できるだけで、意思決定は行えない」という民間企業(yè)の懸念を払拭し、インフラ整備事業(yè)に參入する民間企業(yè)を増やし、インフラ投資資金源も多様化させた。

第2に、民間資本が「參入し、利益を上げ、撤退できる」投資回収メカニズムの構(gòu)築を図った。

これと同時(shí)に、杭臺(tái)高速鉄道では最低収益保証制度も設(shè)けた。基幹交通インフラである高速鉄道は、地域経済の発展を力強(qiáng)く牽引することができる。

杭臺(tái)高速鉄道は社會(huì)資本投資を効果的に呼び込み、鉄道投融資制度改革の新たなモデルを探ることとなった。それ以降、民間資本の鉄道事業(yè)參入事例が増えていった。杭溫高速鉄道を例にとると、第1期プロジェクトの義烏-溫州區(qū)間は今も民間資本支配モデルを採(cǎi)用しており、民間資本である百盛連合集団が株式の51％を保有している。

高速鉄道だけではない。 原子力発電分野でも、すでに中國(guó)は社會(huì)資本への開(kāi)放に踏み出している。今年6月1日、三澳原子力発電所ネットワーク化プロジェクトの第1段階が順調(diào)に完工し、稼働を開(kāi)始した。これは民間資本の出資を認(rèn)めた中國(guó)初の原発プロジェクトであり、原発企業(yè)の混合所有制改革に新たなモデルを生み出した。

近年、中國(guó)政府は高水準(zhǔn)の市場(chǎng)システムの構(gòu)築を著実に推し進(jìn)め、市場(chǎng)參入ネガティブリスト制度と公正競(jìng)爭(zhēng)審査制度を深く実施しており、市場(chǎng)環(huán)境はより効率的で規(guī)範(fàn)化された、公正な競(jìng)爭(zhēng)の行われるものとなっている。2023年末時(shí)點(diǎn)で、登記済み企業(yè)數(shù)は2012年比3.3倍の1億8400萬(wàn)社に達(dá)し、このうち民間企業(yè)は同4.9倍の5300萬(wàn)社以上に達(dá)している。

さらなる改革の全面的深化により、民間企業(yè)はより多くの市場(chǎng)機(jī)會(huì)を得られるようになる。今後、改革措置のきめ細(xì)かな実施、関連制度のたゆまぬ整備、市場(chǎng)障壁のさらなる撤廃により、重要プロジェクトへの民間企業(yè)の參加の意欲、能力、水準(zhǔn)はさらに高まっていくだろう。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年8月14日