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中國の病院で増え続けるダイエット外來

人民網日本語版 2024年07月24日11:01

中國國家衛生健康委員會がまとめたデータによると、中國では18歳以上の肥満率が16.4%に達しており、2030年には成人で體重が基準を超過し肥満になる人の割合が65.3%に達し、太りすぎが現代社會において健康を脅かす深刻なリスクになることが予想されるという。現在、國の強力な推進により、ダイエット外來を設置する病院が増え続けており、肥満患者にワンストップ式サービスを提供している。

複數の診療科?部門が連攜してワンストップ式サービスを提供

公的な診療受付プラットフォームと各病院の公式サイトを見ると、北京市だけでもダイエット外來やダイエットセンターを開設したか、複數の診療科?部門による體重減少を目標とする學際的なチームを立ち上げた公立病院が10數ヶ所ある。

こうした外來には栄養科や內分泌科だけでなく、中醫科、一般外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、小児科など複數の診療科が関わり、肥満患者にワンストップ式サービスを提供している。

それでは體重を減らしたい人なら誰でもダイエット外來を受診できるのか。醫師によると、ダイエット外來は主に肥満の人々に醫學的治療を提供するものであり、醫學的な意味での肥満の基準(BMIが28以上)に達していない人には、肥満を原因として薬を処方することはできないという。

江西省上饒市人民病院では、再診に訪れた陳さんが醫師の指導の下、低炭水化物?高脂肪のケトン食によるダイエット方法を実踐し、15キログラム近い減量に成功した。體重は今も減り続けているという。ただ、擔當の醫師は、「陳さんの場合はケトン食ダイエットにより大きな効果があったが、他の患者がそっくり真似をするというわけにはいかない」と注意を促す。

同醫師は、「肥満になる原因はさまざまで、遺伝的要因と後天的な生活習慣が含まれる。患者によって肥満の原因は異なる。脳が飢餓狀態という患者がいれば、胃腸が飢餓狀態という患者もいる。さらには情緒的飢餓狀態や代謝が低下したことによる飢餓狀態もある。そのため、治療プランは患者ごとに異なり、その人に合った治療を行わなければならない」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年7月24日

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