【新職業】デジタルツイン応用技術者:未來の世界を見つめる時代の先駆者
モーションキャプチャスタジオでアクターにモーションについて説明する崔盛輯さん(寫真中央、4月23日撮影)。
天津市浜海新區國家アニメパークの大型モーションキャプチャスタジオに足を運ぶと、モーションキャプチャスーツを著た馬鑫琪さんが、様々なモーションを行っていた。そしてその周りには、數十臺の高畫質赤外線カメラが設置されていた。新華社が報じた。
スタジオのパソコンには、馬さんと同じモーションをするバーチャルキャラクターが映し出されていた。
國家アニメパークのパブリックテクノロジーサービスプラットフォームのモーションキャプチャスタジオの技術顧問である崔盛輯さんは、「これは、デジタルツイン技術を活用した光學式モーションキャプチャで、スタジオ內の赤外線カメラが、馬さんに貼付されたマーカーの位置を捉え、ミリ秒の精度でそのモーションを算出し、そのデータをパソコンに送信して、デジタル化し、バーチャルキャラクターが同じモーションをする」と説明する。
モーションキャプチャスタジオで同僚とアクターにモーションについて説明する崔盛輯さん(寫真中央、4月23日撮影)。
中國人的資源?社會保障部(省)がここ數年発表した「新職業」には、「デジタルツイン応用技術者」も名を連ねていた。「85後(1985-89年生まれ)」の崔さんは、「デジタルツイン応用技術者」で、デジタル技術関連の仕事をして約10年になり、今ではスタジオも立ち上げている。主に、デジタルツイン技術を活用して、映畫やドラマ、アニメ、沒入型文化観光、生命科學といった分野の応用シーンを作り出すのがその仕事だ。チームのメンバーには、初期のモーションを生成するモーションキャプチャアクターのほか、データを収集するモーションキャプチャ専門家、後期段階においてデータ補正をするデータ補正専門家などがおり、1つのデジタルツインプロジェクトをやり遂げるには、メンバーが密接に連攜する必要があるという。
モーションキャプチャスタジオでモーションを行う馬鑫琪さん(4月23日撮影)。
パソコンでバーチャルキャラクターのモーションを補正するデータ補正専門家 (4月23日撮影)。
崔さんのチームは最近、天津市浜海新區の太極拳協會と提攜して、太極拳のモーションのデータを殘すプロジェクトを実施した。「デジタルツイン技術を活用して、こうした無形文化遺産を永久保存することができる。デジタルツイン技術は現実とデジタル世界をつなぐことができ、いろんな問題を効果的に解決することができるため、前途は明るい」との見方を示している。(編集KN)
アクターの馬鑫琪さんと、モーションキャプチャスタジオ內のパソコンに映し出されたバーチャルキャラクターのモーションをチェックする崔盛輯さん(寫真右、4月23日撮影)。
「人民網日本語版」2024年7月16日
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