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10月16日は「世界疼痛デー」 中國の慢性疼痛患者は3億人以上

人民網日本語版 2023年10月17日16:56

10月16日は「世界疼痛デー」で、今週は「中國疼痛ウィーク」。「痛み」というのは、腰痛や頭痛、神経痛など、多くの人が日常生活において直面している問題だ。統計によると、中國全土において現在、3億人以上がいろんなタイプの痛みに悩まされている。

上海市東方醫院疼痛科の醫師は取材に対して、「同科の受診者は年間約1萬人で、毎年約20%のペースで増加している」としている。

専門家によると、現時點で、疼痛科の受診者は、頚椎癥や腰下肢痛、肩関節周囲炎、三叉神経痛といった慢性疼痛患者がメインだ。しかし、我慢していれば自然治癒すると考えていたり、長期間にわたり、痛み止めに依存していたりと、痛みに対して間違った考えを抱いている患者も少なくない。また、病気が治れば、痛みも消えると考えている患者もいる。長期間、痛みに耐えていると、深刻な問題へと発展する可能性があるので注意が必要だ。

上海東方醫院疼痛科の王祥瑞主任醫師によると、「短期的には、痛みは心拍數や血圧の変化に影響を與える。もし糖尿病も患っているなら、血糖値を正常な範囲內にコントロールすることができなくなる。また、長期的にみると、痛みは脳全體の変化に影響を與える可能性もある」という。

統計によると、世界の慢性疼痛の有病率は38%。中國の慢性疼痛患者は3億人以上で、毎年2000萬人のペースで増加している。痛みは、心臓?脳血管疾患、がんに続いて3番目に大きな健康上の問題となっている。2007年、當時の中國國家衛生部(省)は、「醫療機構診療科目リスト」の一級診療科目に「疼痛科」を追加した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年10月17日

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