阿拉山口駅で、出発を控え、待機する中歐班列の一群。 |
中國とヨーロッパを結ぶ國際貨物列車「中歐班列」が6月17日、自動車部品や衣料品などを積載し、新疆維吾爾(ウイグル)自治區阿拉山口の口岸(出入國検査場)を出発し、ポーランドのマワシェビチェに向かった。今年に入り、阿拉山口口岸を通過した中歐班列はすでに3千本を超えている。
新疆阿拉山口口岸は、新ユーラシア大陸ブリッジ経済回廊の重要な構成要素であり、中國國內で最も歐州に近い口岸でもある。「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設が踏み込んで推し進められるのに伴い、阿拉山口口岸から中歐班列で出荷される物資の量もますます多くなっている。
現時點で、阿拉山口口岸を経由する中歐班列は累計104路線に達し、ドイツやベルギー、ポーランドなど21ヶ國?地域と結ばれており、「點が繋がり線を形成」し、「線が網羅されネットワークの形成」を実現している。中歐班列で輸送される貨物は約200種類で、中國からの主な輸出貨物は、自動車および自動車部品、電子製品、日用品など。歐州から輸送される主な貨物は、自動車および自動車部品、機械製品、綿織物となっている。
通関手続のさらなる簡略化によって、阿拉山口口岸を出発する中歐班列の通関所要時間は5時間以內に短縮され、輸入貨物の中継プロセスに要する時間も4時間短縮されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年6月19日