今シーズンの冬で最も強い寒気が中國に襲來しているのを背景に、今月27日から12月1日にかけて、中?東部の大部分の気溫が急降下しそうだ。局地的には20度以上下がり、「気溫0度ライン」が長江中?下流の一帯にまで南下するとみられている。寒波の影響で20省?區?市では一気に氷點下へと突入する。中國天気網が発表している中國全土の「気溫0度ライン」の南下進捗度を示す地図を見て、自分の住んでいる所がいつ「氷點下」に突入するか確認しておこう。中國天気網が報じた。
中國天気網の胡嘯首席気象分析師によると、今回の寒波がもたらす「冷気」は、北から南へと流れ込み、典型的な「急速冷凍型」の冷え込みで、気溫が低い時間が長く続き、気溫の低下幅が大きくなるのも特徴となっている。新疆維吾爾(ウイグル)自治區や甘粛省、內蒙古(內モンゴル)自治區、山東省から湖南省、貴州省の大部分で、低下幅が15度以上、局地的には20度以上になると予想されている。長江中?下流以北の大部分では、強風を伴い、長江中?下流などでは、今シーズンの冬の初雪となる可能性もあり、冷え込みが加速しそうだ。今回の寒さのピークを見ると、29日から30日にかけて、北方エリアの大部分が最低気溫のピークに達し、一方の南方エリアでは12月1日から2日にかけて最低気溫のピークに達しそうだ。
12月1日早朝、「気溫0度ライン」は、今シーズンの冬で最も南下し、安徽省南部、貴州省南部、湖南省南部の一帯まで広がり、最低気溫が今シーズン初めて氷點下になりそうだ。合肥や貴陽、南京の人々も「氷點下」の寒さを體験することになり、「氷點下」の範囲は中國の國土の8割をカバーすることになるとみられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年11月28日