広東省深セン市と江門市を結ぶ深江高速鉄道の全線がこのほど、正式に著工された。粵港澳大灣區(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政區によって構成される都市圏)の重要インフラとしての深江高速鉄道は、路線全體に占める橋とトンネルの割合が98%にのぼる。うち全長13.69キロメートルの珠江口トンネルは中國で最も深い海底トンネルで、水中最大埋深は115メートル、最大水圧は1.06メガパスカル。
東莞市と広州市の間の珠江の河口に位置する珠江口トンネルプロジェクトは、2020年7月に深江高速鉄道先行著工區間として著工。2臺のカスタマイズされた國産シールドマシン「深江1號」「深江2號」がこのスーパープロジェクトをサポートすることになった。うち「深江1號」は獅子模様、「深江2號」は蛟竜模様の塗裝を採用し、広東省の文化的特色を際立たせている。
シールドマシン「深江1號」
シールドマシン「深江2號」
深江高速鉄道は深セン市を起點に、西の東莞市、広州市、中山市を経由し江門市に至る。本線の総延長は116キロメートルで、7駅を設け、工期は5年半。深江高速鉄道は「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブとマッチングし、粵港澳大灣區と中國広東自由貿易區の建設を支援する重要な交通インフラだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年10月19日