習近平國家主席は韓國の尹錫悅大統領と、両國の國交樹立30周年を祝う書簡を交わした。新華社が伝えた。
習主席は「國交樹立後の30年、中韓関係は互いの努力で時代と共に進みながら包括的に発展し、実り豊かな成果を収め、両國及び両國民に大きな幸福をもたらし、地域さらには世界の平和と発展に重要な貢獻を果たしてきた」と指摘。
「中韓関係が輝かしい発展の成果を収めることができたのは、雙方が遠大な視點を堅持し、時代の発展の潮流に順応し、両國関係に新たな時代的意味を與え続けてきたからだ。また、雙方が相互尊重と相互信頼を堅持し、互いの核心的利益や重大な懸念に配慮し、誠実な意思疎通を通じて理解と信頼を増進してきたからだ。また、雙方が協力?ウィンウィンを堅持し、互恵的な協力と交流や相互參考を深め、相互成就と共同発展を実現してきたからだ。そして、雙方が開放?包摂を堅持し、手を攜えて地域の平和と安定を維持し、地域の融合的発展を促進し、國際関係の基本準則を守ってきたからだ。我々は、これらの貴重な経験を一層大切にし、長期にわたり堅持していくべきだ」とした。
また「現在、百年間なかった大きな変動と新型コロナウイルスのパンデミックが重なり合い、世界は新たな激動と変革の時期に入っている。この非常に重要な時期において、中韓を含む國際社會は同舟相救い、団結?協力してこそ、危機に打ち勝ち、難関を乗り越えることができる。中韓は良き隣人、良き友人、良きパートナーである必要がある。私は中韓関係の発展を非常に重視しており、尹錫悅大統領と戦略的な意思疎通を強化し、中韓雙方が國交樹立30周年を新たな出発點として、大勢を把握し、妨害を排除し、実務的?友好的に、協力に焦點を合わせ、両國関係のより素晴らしい未來を共に創造し、両國及び両國民により良く幸福をもたらすよう導いていきたい」と強調した。
尹大統領は「1992年の國交樹立以來、雙方は政治?経済?文化分野の協力で飛躍的発展を遂げ、戦略的パートナーシップを強固なものにし続けてきた。両國の年間貿易額は50倍近くに増加し、人的往來は數10倍に増え、豊富で多彩な文化交流が両國民の相互理解を増進してきた。これは両國各界の努力と國民の支持のたまものだ。私と習主席は3月25日の電話會談で、國交樹立30周年を契機に韓中関係の新たな発展の実現を推進することで重要な共通認識に達した。雙方が相互尊重の精神に基づき、新たな協力の方向を模索し、両國関係のより成熟した健全な方向への発展を推進することを希望する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月25日