浙江省杭州地區では、7月中旬から、農村地區の電力網における安全上の隠れたリスクを排除し、夏季電力供給の安全性と安定性を確保することを目的とした同地區初となるAIドローンによるスマート巡回點検センターの運用を正式にスタートさせた。同センターは、配電線や送電線、変電所のドローンによるスマート巡回點検業務を擔っており、さまざまなシーンでの総合的な応用が拡大され、電力網の巡回點検効率を大幅に向上させている。同センターの運用開始によって、農村における電力網の巡回點検が「AIスマート時代」に突入した。同センターが設けられた杭州余杭瓶窯供電所は、杭州市余杭區瓶窯鎮の山岳エリアに位置している。山岳エリアの面積は、全區総面積の約半分を占め、山と水が連なり、池が密集していることから、約1千キロメートルに及ぶ送電線の巡回點検作業は、最前線で働く電力作業員にとって頭の痛い問題だった。スマート巡回點検センターによる全自動の巡回點検が実現した現在、1日あたり50キロメートルの電力線點検作業が可能となり、作業効率は3倍以上高まった。新華網が報じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年7月29日