手術の現場(畫像出典:南開大學)
中國が獨自に研究?開発した中國初の侵襲式ブレイン?マシン?インタフェース(BMI)の動物実験が25日、北京市で成功した。この侵襲式BMIは南開大學人工知能(AI)學院の段峰教授の科學研究チームが筆頭になり、上海心瑋醫療科技股份有限公司と共同開発したものだ。今回の実験の成功は、中國のBMI及び支援ロボットの研究分野が世界トップレベルに達したことを示している。
実験は最終的に羊の脳血管內にセンサーを移植し、そして脳波のキャッチに成功した。今回の実験は中國で初めて羊の脳內で侵襲式BMIを実現し、侵襲式脳波電極、血管內脳波キャッチなどのコア技術を確立した。ステントや導管などの神経侵襲裝置の研究?製造を終え、従來の侵襲型BMIの脳への不可逆的な損傷という弊害を解決し、中國の侵襲式BMI分野の空白を埋めた。これは中國の脳科學分野の発展に対して重要な意義を持つ。
支援ロボットが実験をサポート(畫像出典:南開大學)
段氏によると、科學研究チームが筆頭になり研究開発した侵襲式BMI技術は、低侵襲手術のみでブレイン?マシーン連結を実現できる。チームは中風治療の神経侵襲技術を採用し、靜脈から脳波センサーを脳の運動皮質や視覚皮質などに送り、神経ステントを膨張させ電極を脳に近い血管壁に押し付けることで、そこに対応する脳エリアの脳波を取得する。同技術は穿頭もしくは開頭手術を行わず脳波を取得できる。2時間內ですべての移植術が終わる。
羊の脳內のセンサーと侵襲式脳波(畫像出典:南開大學)
BMI技術は末梢神経系及び筋組織に依存しない狀況下で、大脳皮質の脳波を直接コンピュータへの指示に変え、周辺デバイスをコントロールすることができる。深刻な運動機能障害を持つ患者(脳卒中や筋萎縮性側索硬化癥など)にとって、BMIは自力で周辺デバイスをコントロールし、一部の運動機能を回復し、生活の質を高めるのに役立つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月29日