フリースタイルスキー女子中國代表の谷愛凌(アイリーン?グー)選手の金の龍が描かれたスキーウェアやアイスホッケー中國代表の龍が描かれたヘルメットと防具。そしてフィギュアスケートの王詩玥/柳鑫宇ペアの「千里江山図」をモチーフにしたコスチューム、雲頂スキー公園競技場の「萬里の長城」をモチーフにしたスロープスタイルコースなど、冬季五輪では、中國の要素を至る所で目にすることができる。そしてこうした要素は、緊迫した空気の中で繰り広げられる競技に、「華」を添え、世界に中國獨特の美學や趣を伝えている。
2月4日に1次リーグでデンマークと対戦した女子アイスホッケー中國代表のゴールキーパーの周嘉鷹選手は金の龍が描かれたヘルメットや足を守るパッドなど、中國の要素満載の防具で登場し、覇気に満ち溢れていた。
試合前に練習する中國の蘇翊鳴選手。
また2月7日、北京2022年冬季五輪會?男子スノーボードスロープスタイル決勝が雲頂スキー公園競技場で行われた。各國の選手は同競技場に到著すると、「萬里の長城」の要素やのろし臺、望樓などをモチーフにした障害物が設置されたスロープスタイルコースが目の前に広がっており、気分を高揚させていた。スノーボード女子スロープスタイルで優勝したニュージーランドのゾイ?サドフスキシノット選手は、「本當に驚嘆させられるコース。アイス?スノーアートである『雪の萬里の長城』は、これまでに見たことのないコース」と語った。
そして2月8日には、中國代表のアイリーン?グー選手が北京2022年冬季五輪?フリースタイルスキー女子ビッグエアで金メダルを獲得した。同時にアイリーン?グー選手が著ているスキーウェアの背中に描かれた金の龍が注目を集めた。
また2月9日午後、2022年北京冬季五輪?パラリンピックメインメディアセンター(MMC)で大會の表彰式やデザインに関する記者會見が開かれた。記者會見では、メダリスト用の「氷墩墩(ビン?ドゥンドゥン)」は、周りに「松竹梅」をテーマにした金色の飾りが付けられていることが説明された。「松竹梅」は、中國で「歳寒三友」とも呼ばれ、強靭で粘り強く、旺盛な生命力を表し、メダリストを稱え、敬意を示し、祝福する思いが込められているという。
2月13日夜に行われた北京冬季五輪?ショートトラックスピードスケート男子500メートルでは、中國の武大靖選手が、「華夏戦神孫大聖」と名付けられた、「斉天大聖」とも呼ばれる孫悟空が金色で描かれた赤いヘルメットをかぶって登場した。
さらに2月14日に首都體育館で行われた北京冬季五輪?フィギュアスケート?アイスダンスのフリーで、中國の王詩玥/柳鑫宇ペアが北宋の名畫「千里江山図」の雄大な自然の情景をモチーフにしたコスチュームで登場し、人々の注目を集めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月17日