浙江大學が7日に発表した情報によると、同大學の環境と資源學院の谷保靜研究員は海外のチームと協力し、世界のPM2.5汚染の形成におけるアンモニアと窒素酸化物の作用及びその健康への影響、そしてモデル解析と結びつけ窒素の排出を抑制することでPM2.5汚染の健康への影響を弱める方法とコストを初めて分析した。比較したところ、アンモニアの排出削減の方が窒素酸化物の排出削減よりも効果的であることが分かった。関連研究成果はこのほど「サイエンス」に掲載された??萍既請螭瑏护à俊?/p>
谷氏のチームの研究は、アンモニアのPM2.5形成における影響力が過小評価されているとし、「以前は汚染物の重要性を計算する際に、往々にして質量比によって分析していた。これにより質量がPM2.5全體の10%未満のアンモニアが見落とされた。そこで我々は化學反応のモル比で問題を見直した。データモデルにより、アンモニアの排出がゼロでいかなる化學反応にも加わらない場合、PM2.5が約40%減少することが分かった」としている。
谷氏は、既存の窒素酸化物の排出抑制をベースとして、アンモニアの排出抑制を拡大することは、PM2.5による大気汚染の軽減にとって重要な意義があると見ており、「大気汚染対策を都市中心から都市?農村協同に切り替えるよう促すべきだ。具體的には、例えば栽培業の規?;摔瑜晔┓胜巫钸m化を促すことで、化學肥料の使用量を3分の1減らすことで、アンモニアの排出を半分ほど減らせるだろう。また飼育場の周辺に田畑を作り、有機肥料を直接田畑に使用することで、堆積後の空気中へのアンモニアの放出を避けられる」としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月8日