インターネットに接続する必要はなく、スマートフォンを開(kāi)いてアプリを立ち上げる必要もなく、カードかスマホをかざせば、シェア自転車(chē)のロックを解除したり、自動(dòng)運(yùn)転車(chē)や無(wú)人スーパーを體験したり、複數(shù)種類(lèi)の外貨に直接両替したりもできる……最近、複數(shù)の地域で連攜してデジタル人民元の応用テストが行われてきた。デジタル人民元は今、私たちの暮らしに溶け込みつつある。「工人日?qǐng)?bào)」が伝えた。
マルチシーンでの応用が消費(fèi)の活力をかき立てる
銀行のキャッシュカードと同じくらいのサイズで、小さな窓枠があるカードを自転車(chē)のロック部分にかざせば、すぐにロックが解除される。これは美団と中國(guó)聯(lián)通(チャイナ?ユニコム)、中國(guó)銀行が協(xié)力して開(kāi)発したデジタル人民元の新たな応用だ。北京に住む高齢者の劉さんは、「これは自分たちのような高齢者にぴったりだ」と話(huà)す。
それだけではない。コーヒーを飲む、オフラインでバスに乗る、クリエイティブな土産品を買(mǎi)う、無(wú)人スーパーで買(mǎi)い物をするなども、すべてこの「見(jiàn)えるハードウォレット」があれば実現(xiàn)する。利用者がカードを出すのが面倒なら、スマホアプリ、スマートウォッチ、スマホケース、さらには高齢者の使用するスマート杖という選択肢もあり、さまざまなスタイルでデジタル化がもたらす便利さを享受することができる。
デジタル人民元には法定通貨であり國(guó)家によって価値が保障されている、受け取る側(cè)と支払う側(cè)がどちらもオフライン狀態(tài)でも決済ができて便利、方向を定めて流通するため追跡可能、などの優(yōu)位性が備わり、中國(guó)全土の複數(shù)の地域でテストが行われている。
山東省青島市では、中國(guó)初のデジタル人民元決済手段となる二酸化炭素(CO2)包摂プラットフォーム「青炭行」のアプリがリリースされた。北京では8月1日から、鉄道交通にデジタル人民元によるオフラインでの乗車(chē)券?カード購(gòu)入、乗車(chē)券追加購(gòu)入、チャージ、またアプリによるオンラインでの乗車(chē)券購(gòu)入など、マルチシーンの応用が加わった。デジタル人民元は冬季五輪?パラリンピックにおけるフルシーンテスト応用が安定的に進(jìn)められている。江蘇省蘇州市では、「網(wǎng)上國(guó)網(wǎng)(國(guó)家電網(wǎng)公司のオンラインサービスの窓口)」のクラウド端末でデジタル人民元による省をまたいだ料金支払い機(jī)能が実現(xiàn)した。湖南省長(zhǎng)沙市では、デジタル人民元で支払う時(shí)に使える割引券10萬(wàn)枚を市民に配布し、バスや地下鉄に乗るときに割引きサービスが受けられるようにした。
長(zhǎng)期的に効果あるメカニズムを構(gòu)築してデジタル化モデル転換を推進(jìn)
中國(guó)人民銀行(中央銀行)の范一飛副総裁はこのほど行われた中國(guó)(北京)デジタル金融フォーラム2021で、「デジタル人民元は金融の供給側(cè)構(gòu)造改革の重要な內(nèi)容であり、社會(huì)生活、生産手段のデジタル化モデル転換の推進(jìn)にプラスになる」との見(jiàn)方を示した。
范氏の説明によると、デジタル人民元は段階的な成果を上げたものの、まだ早急に解決しなければならない一部の問(wèn)題が存在する。たとえばルールや制度はすぐにも改善が必要で、受け入れ環(huán)境も改善が必要で、決済體制の整備も必要だという。
范氏は、「デジタル人民元の生態(tài)圏を構(gòu)築するためには、ルール制定において、アカウントによる完璧な管理を行うことは不可能で、これまでの紙幣と同じやり方を求めることも不可能だ。打破すべきところは打破し、制限すべきところは制限する必要がある。技術(shù)の実現(xiàn)では、引き続き技術(shù)の世代交代を進(jìn)めて全體的な先進(jìn)性を維持し、既存の金融インフラを十分に利用し、従來(lái)の電子決済システムとの互換を?qū)g現(xiàn)する。生態(tài)建設(shè)では、イノベーションの活力をかき立ててサービスの質(zhì)?効果を高める長(zhǎng)期的メカニズムを研究し、デジタル人民元の包摂性と入手可能性を引き上げる」との見(jiàn)方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年10月18日