米國がこのほど、「米國が世界に提供したワクチンの數量は他の全ての國々の合計を上回る。米國は中國やロシアと異なり、いかなる見返りも求めない」としたことについて、中國外交部(外務省)趙立堅報道官は11日の定例記者會見で、「発展途上國に対して機上論を振りかざすのではなく実行も伴うべき。米國がワクチン支援の約束を1日も早く果たすことを望む」と表明した。
趙報道官は「ワクチンは感染拡大を防止?抑制し、人命を救うために使うものであり、政治的プロパガンダや政治的利益を図るための道具にするべきではない。中國は一貫して、ワクチンは感染癥に打ち勝つ強力な武器であり、世界のさらに多くの人々に最大限の恩恵をもたらす國際公共財にするべきだと主張してきた。そして我々は主張した通りに行動してきた。中國はこれまでに、100以上の國々や國際組織に14億回分以上のワクチンを提供した。年間で20億回分のワクチン提供の実現に向けて一段と力を入れ、『COVAX』への1億ドル(1ドルは約111.4円)を拠出したうえで、年內にさらに1億回分のワクチンを発展途上國に無償供與することを予定している」と述べた。
また趙報道官は、「新型コロナとの闘いは各國共通の責任だ。ワクチンの開発?生産大國、特に関係する先進國が、実際の行動によってワクチン支援の約束を実行し、発展途上國における新型コロナウイルスワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティを高めることは、大國としての責任感の重要な體現だ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年10月12日