2021年の國慶節連休(10月1-7日)を前に、レンタカー會社一嗨(ehi)租車の研究機関のehi出行研究院はこのほど全國450都市で展開するネット予約レンタカー店の情報をまとめ、29日に國慶節連休の旅行トレンド報告として発表した。同報告のデータによると、新型コロナウイルス感染癥が抑制されたため、夏休みに押さえ込まれた生活圏より遠くへ出かけたいという旅行ニーズも急速に回復し、國慶節の旅行予約では長距離のドライブ旅行が73%を占め、今年の中秋節(舊暦8月15日、今年は9月21日)よりも14%以上増加した。高速鉄道とレンタカーを組み合わせたスタイルが中國人の長距離旅行の新トレンドになり、レンタカーの引き取り場所が高速鉄道駅となっている商品の予約の割合が年々上昇し、今年の國慶節にはピークを迎える見込みという。
データによれば、高速鉄道の運営が始まって以來、1日あたりの乗客數は2008年の延べ35萬人から19年の延べ645萬9千人に増加し、年平均増加率は30.3%となっている。一方で、現在、ehiは高速鉄道駅に直営店838店を開設し、受注件數の年増加率は30%を超えた。
ehiの章瑞平會長兼最高経営責任者(CEO)は、「當社は現在、全國約450都市に進出し、我が國の発展のおかげで我が社も発展し、高速鉄道関連の受注の占める割合が年々上昇している。ここには國家戦略がレンタカー市場への推進が體現されている」と述べた。
高速鉄道+レンタカーの移動スタイルは二酸化炭素(CO2)排出量の効果的な削減にもつながる。環境保護について、同研究院のデータからわかることは、20年にこのスタイルによるCO2排出削減総量は7727トンに達し、これは樹木429萬本が吸収するCO2の量に相當する。高速鉄道の利用1件につき自動車の走行距離を69キロメートル削減でき、これはCO2排出量14キログラムに相當する。
高速鉄道網を利用した中國人の移動がますます便利になり、最後の3キロメートルの問題を解決するレンタカースタイルもより多くの消費者に受け入れられ、ドライブ旅行ニーズが急速に増加した。
新型コロナウイルスの感染対策狀況が変わりやすいことも、消費者の旅行予約の習慣を変えている。同研究院は今年の法定休日の連休のさまざまなデータに基づき、消費者は例年だと連休の7-10日前にレンタカーを予約していたが、今年は狀況が変わり、今年のドライブ旅行は「思い立ったが吉日」式で、出かける1日か2日前に予約するのが主流になったと指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年9月30日