王毅國務委員兼外交部長(外相)は23日、広西壯(チワン)族自治區桂林市でロシアのラブロフ外相との共同記者會見に臨んだ。新華社が伝えた。
【記者】現在、大國間関係の発展が世界の人々にとりわけ注目されている。米國は競爭と力を強調し、中露は協力と公正を強調している。激動と変革の中にある世界に必要なのはどのような大國間関係であり、そうした大國間関係をどう構築すべきだと考えるか。
【王部長】我々の惑星の直面する問題や試練は増え続けている。過去百年なかった大きな情勢変動という歴史的岐路において、大國がどう行動するかを世界中が見ている。とりわけ大國同士が互いにどう付き合うか、対話か対立か、協力か分裂かは、人類の前途と運命を大きく左右する。
大國はそれにふさわしい手本を示すべきだと中國側は一貫して考えている。具體的には、大國は率先して平等を重んじ、國連憲章実行の手本を示すべきであり、唯我獨尊で、何かというと「力と地位」などを笠に著て他國を抑圧してはならない。大國は率先して信義誠実を重んじ、他國の正當な権利を尊重する手本を示すべきであり、自らの基準で恣意的に他國の內政に干渉し、民主?人権の旗を掲げて政権を交代させてはならない。大國は率先して協力を重んじ、各國の互恵?ウィンウィンの手本を示すべきであり、ゼロサムゲームにふけり、一方的制裁などに熱中し、さらには衝突や対立を引き起こしてはならない。大國は率先して遵法を重んじ、國際法遵守の手本を示すべきであり、含意の不明ないわゆるルールを普遍的に認められた國際法の代わりとし、閉鎖的?排他的な小集団を作ってはならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年3月24日