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日本から検査免除要請が出ている肛門PCR検査とは?

人民網日本語版 2021年03月03日08:07

鼻咽腔拭い液採取や咽頭ぬぐい液採取のPCR検査、血清検査のほか、肛門から検體を採取するPCR検査が最近、中國で実施され始めている。

ロイター通信の今月1日付の報道によると、日本の加藤勝信官房長官は同日の記者會見で、肛門から検體を採取する新型コロナウイルスのPCR検査について、「北京の在中國日本大使館を通じて、中國に邦人への免除を申し入れた」と明らかにした。

中國外交部(外務省)の公式サイトの1日付の情報によると、NHKの記者が、中國の定例記者會見で、中國に入國する日本人に対するPCR検査に関する質問の中で、「在中國日本大使館は、肛門から検體を採取する方法は、心理的苦痛が大きい可能性があるため、中國にこの方法を見直してほしい」としているとし、それについての中國の見方を質問した。

その質問に対して、外交部の汪文斌報道官は、「中國は新型コロナウイルス感染狀況の変化に合わせて、関連の法律?法規に基づき、科學的に取り組み、関連の対策を調整している。具體的な狀況については、中國の主管當局に問い合わせてほしい」と回答した。

肛門から検體を採取する理由について、北京佑安病院の呼吸?感染病科の李▲副主任醫師(▲はにんべんに同)は、「研究によると、一部の感染者の糞便、または肛門から採取した検體は、鼻やのどから採取する検體よりも陽性を示す期間がより長い。そのため、肛門から検體を採取するPCR検査を増やすことで、感染者の検出率を上げ、見落としを防ぐことができる。この方法は現在、重點的な対象者にのみ採用されている」と説明する。

その他、北京協和病院感染內科の曹■副主任(■は王へんに韋)は、「新型コロナウイルス感染者の追跡調査データにしても、2003年の重癥急性呼吸器癥候群(SARS )のデータにしても、糞便によりウイルスが排出されるというのは、コロナウイルス感染の過程における一つの現象であることを示している。通常、糞便に対するPCR検査は鼻やのどから採取する検體よりも陽性を示す期間が長い」と説明している。 (編集KN)

「人民網日本語版」2021年3月3日

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