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中ロが割安な水素燃料電池を共同開発

人民網日本語版 2020年09月09日13:25

中國とロシアの研究者は割安な水素燃料電池の製造に用いる新材料を研究開発中だ。従來の電池と異なり、この水素燃料電池はより効果的で環境に優しく、使用中に周辺環境に水か水蒸気しか排出しない。科技日報が伝えた。

サマーラ國立大學物理化學?クロマトグラフィー學部のプロジェクト責任者であるアンジェラ?ブラーノヴァ氏は「水素燃料電源は現在、航空機や宇宙機器、工業生産で使用されている。水素エネルギー源は効率が高く、環境に優しい。これはプラチナを觸媒に使っているからだ。プラチナは最良の觸媒で、酸素を回復できる。我々は2?4ナノメートルの細孔徑材料に觸媒擔體を作ることを考えている。合成の過程において、これらの化合物擔體には活性化性能を改善する窒素、ランタン、ジスプロシウム、テルビウムといった割安な元素が混じる。同研究プロジェクトの期間は3年で、ロシア基礎研究ファンドはBRICSの枠組み內で毎年500萬ルーブル(約690萬円)の研究費を提供する」と述べた。

中國からは北京化工大學の科學研究者が、ロシアからはサマーラ國立大學の科學研究者が研究開発に參加している。中國の科學研究者はプロジェクトの理論計算を擔當し、一連の実験を行い、燃料電池向けの陰イオン交換膜を製造する。ロシアの科學研究者は、高性能非プラチナ觸媒の開発と、その性能のテストに専念する。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年9月9日

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