髪の毛を使って何ができるだろう?この問いかけに対し、浙江省溫州市出身で中國刺繍蕓術の大家である孟永國氏は、「刺繍」というユニークな答えを出した。この技術は「溫州髪繍」と呼ばれている。溫州髪繍蕓術館を訪れると、髪の毛を使って刺繍を施した140點以上の作品を観ることができる。その題材は、有名人の肖像?山水?風景?花鳥動物などさまざまだ。浙江省の無形文化遺産である「溫州髪繍」の代表的な継承者である孟永國氏は、「通常の単色の髪繍に使われるのは東洋人の黒髪で、明暗の差によって、人?物?風景を表現する。カラーの髪繍作品では、寒色と暖色が織りなす微妙な変化が表現できるが、創作する際には、髪を選ぶ過程が複雑なため時間がかかってしまう。例えば、カラーの髪繍作品『悠然』は、完成するまでに3ヶ月以上かかった」と話した。中國新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年8月13日