孔鉉佑駐日大使は22日、中國メディアの合同書面取材に応じ、「新型肺炎との闘いに勝利する自信と能力と勝算が中國側にはある。我々はまた、日本側と各自の強みを発揮し、防疫協力を強化し、連攜して感染拡大と闘い、共に両國民の健康と安全を守り、地域と世界の公衆衛生上の安全を守りたい」と表明した。新華社が伝えた。
孔大使によると、新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以來、在日本中國大使館は直ちに緊急対応メカニズムを敷き、速やかに新型肺炎との闘いに入った。1月23日には初の関連領事通告を発表。在日中國人及び中國人観光客に対して感染狀況に注意し、適切な防護措置を講じるよう促すと共に、日本に滯在する湖北省出身の観光客の正確な人數を速やかに把握し、チャーター機を3便用意して、541人を無事帰國させた。また、中央政府の統合的計畫の下、外交部(外務省)駐香港公署や香港特區政府と緊密な調整を行い、クルーズ船「ダイヤモンド?プリンセス」號に乗船している中國同胞をチャーター機で無事帰國させた。
新型肺炎が発生してから、大使館の各レベルの外交官は日本の政府、與黨、関係當局と緊密な接觸を行ってきた。孔大使も日本の大手メディア「読売新聞」の獨占インタビューに応じ、習近平氏を核心とする中共中央の揺るぎない指導の下で新型肺炎との闘う中國の力強い措置及びその積極的な成果を確かなデータと生き生きとした事例によって紹介し、新型肺炎対策についての正しく権威ある情報及び必勝する自信を日本の民衆に伝えた。
日本政府、東京都その他地方自治體及び日本の企業、友好団體、民衆は新型肺炎との闘いの正念場において雪中に炭を送り、様々な支援物資を中國に送った。日本側の行動に中國民衆は前向きに反応し、「山川異域、 風月同天(山川域を異にすれども、風月天を同じうす)」や、「困難な時にこそ真心を知る」という、隣人の助け合いの友情に心から感謝している。
現時點で日本は中國以外で新型コロナウイルスの感染者數が最も多い國だ。中國大使館は日本國內の感染拡大の新たな変化に関心を寄せており、自ら中國のメーカー及び慈善組織と連絡を取り、日本側に新型コロナウイルス核酸検査試薬キットを緊急提供した。中國大使館がこれをSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で発表すると、閲覧數は直ちに60萬回を超え、1萬件近くの「いいね」が寄せられた。日本のネットユーザー達からは「中國側の無私の支援に感謝する。日中は隣國として手を攜えて共に困難を克服するべきだ」といったメッセージが次々に寄せられた。
孔大使は「両國の民意の前向きな連動は、長期にわたり助け合う隣人の道を體現しており、新型肺炎との闘いに勝利する強大な自信と原動力を中國國民に與え、雙方の民衆間の友好的感情を増進する新たな絆と中日関係の一層の改善?発展を後押しする大きな力となった」と指摘。
「中日は今後もウイルス検査の協力を強化し、感染防止対策の経験と手法を共有し、手を攜えて困難を克服し、感染防止対策と公衆衛生システムの構築などの分野でさらなる相互學習?參考、互恵的協力を実施する。日本側と共にこの公衆衛生上の安全の試練に対処するのは、中國にとって責任ある大國としての責任を果たし、地域と世界の公衆衛生上の安全を守る重要な一環であるとともに、近隣國との運命共同體の構築を推進するうえでの有るべき筋道でもある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月24日