キヤノン中國、キヤノンメディカルシステムズ中國ならびにキヤノングループは1月30日、武漢市の醫療現場における畫像診斷裝置不足に対応するため、中國國家衛生健康委員會を通じて、武漢市華中科技大學同済醫學院附屬同済病院に総額300萬元(約4717萬円)相當の全身用X線CT診斷裝置を寄付すると発表した。同裝置は、新型コロナウイルスによる肺炎の臨床検査に用いることができるという。
この寄付についてキヤノンは、「本裝置の寄付により新型コロナウイルス感染者の治療にあたる醫療関係者および各業界の関係者を支援するとともに、キヤノンの醫療機器を導入している病院に対する、関連部品の供給や醫療機器のメンテナンスにより現場をサポートしていく」としている。
キヤノンは今回の寄付に際し、「現在、中國湖北省武漢市を中心に世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大している。亡くなられた方々には心よりお悔やみを申し上げるとともに、罹患された方々、不安な気持ちでお過ごしの方々には謹んでお見舞いを申し上げる。また、罹患された方々が1日も早く回復するよう心より祈っている」とのメッセージを寄せた。 (編集AK)
「人民網日本語版」2020年2月14日