「國王の禮帽」(畫像は陳さん提供)。
空には星が輝き、「蜀山之王」と呼ばれる雪で覆われた「ミニヤコンカ」を月の光が明るく照らし、白い雲(yún)が王冠のように山の頂にかぶさっているこの寫真のタイトルは「國王の禮帽」。四川省成都市に住む90後(1990年代生まれ)の寫真家?陳成さんが同省甘孜州康定市雅哈▼口(▼は土へんに亜)で撮影した作品で、米誌「ナショナル ジオグラフィック」の2019年世界寫真コンテスト?中國エリアの自然系一等賞を受賞した。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
17日、成都市青羊區(qū)にある陳さんの自宅を訪ねると、低速度で撮影した寫真の畫像処理を行っていた。1990年生まれの陳さんは、大學(xué)でコンピューターを?qū)熼Tに學(xué)び、卒業(yè)後は起業(yè)。今はプロの寫真家として活動(dòng)している。
畫像処理を行う陳成さん(撮影?陳選斌)。
大學(xué)1年生の時(shí)から撮影を勉強(qiáng)するようになったという陳さんは、「當(dāng)時(shí)は一眼レフカメラを買うために、日中はアルバイトをして、夜はオンラインで撮影の勉強(qiáng)をしていた」と話す。その後、卒業(yè)して就職してからも、趣味で寫真を続けていた。そしてその後、2017年に、陳さんは他の寫真愛好家らと共に、「CHAPA成都高空撮影聯(lián)盟」を立ち上げた。
「僕は都市の風(fēng)景を中心に撮影しているが、神秘的な大自然も非常に魅力的で、畏敬の念を抱いている」と話す陳さんは今年4月、仲間と一緒にウェディングフォトの撮影の仕事のために四川省西部に足を運(yùn)んだ。そして、仕事が終わった後、寫真撮影の旅を始めた。當(dāng)時(shí)、陳さんら一行は、大雪?暴風(fēng)に見舞われたものの、完全なミニヤコンカを撮影するために夜9時(shí)まで待ち続けた。しかし、頂上の雲(yún)の層が消えず、月は燦然と輝いていた。「その時(shí)、月の光に照らされたミニヤコンカには日中のようなあらあらしさがなくなっており、とても穏やかな雰囲気に包まれていることに気付いた。カメラにそのような景色を収めたいと思った。カメラが風(fēng)で揺れることがないように、體を三腳の風(fēng)よけにした。いろんなやり方を試してみて、最終的に撮影が終わるまで、寒空の下に1時(shí)間以上立っていた。最終的に、露光も正常で、ブレもない寫真を撮影することができた」と振り返る。
陳成さんが撮影した都市の風(fēng)景(畫像は陳さん提供)。
成都市に戻ってから、陳さんはその中から最も気に入った寫真を選び、「國王の禮帽」と名付け、今年7月に「ナショナル ジオグラフィック」世界寫真コンテスト?中國エリアに応募した。陳さんが応募した作品はこの1點(diǎn)のみだった。
陳さんは、「今後も都市や自然の風(fēng)景の寫真の勉強(qiáng)を続けたい。來年は新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)に1ヶ月行って、自然の風(fēng)景を撮影したい。また、北歐に行ってオーラも撮影したい」とその抱負(fù)を語り、今後も大好きな撮影を続けていくとした。。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月20日