習近平國家主席は11月10日から14日にかけて、國賓としてギリシャを訪問したほか、ブラジルで開催された第11回BRICS首脳會議に出席した。今年習主席は7回外遊し、ホームグラウンド外交を4回展開して、新中國成立以降70年の偉大な成果と中國の特色ある大國外交の風格を全面的に示し、大國としての責任感を示し、中國の理念と知恵を分かち合い、中國の影響力を力強く高めた。(文:厳瑜?本紙論説員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
人類運命共同體の構築は中國が世界のために描いたビジョンであり、中國が世界のために見出した人類共存の道でもある。
日増しに増えるグローバルな試練を前に、身を局外に置くことができ、他國を顧みずに自國のことのみを考えてよい國はない。今年、習主席は様々な國際的な場で、「人類運命共同體」をどう構築するかについて様々な角度からさらに深く説明するとともに、実施可能な方法論を提示した。G20大阪サミットで習主席は「我々は共通利益に立腳し、長期的発展に著眼し、世界の恒久的な平和と繁栄、各國民の安穏な生活と仕事を実現する必要がある」と呼びかけた。ブラジリアで開催されたBRICS首脳會議の公開會議では、より緊密な中國アフリカ運命共同體、手を攜えて共に歩む中國?中南米運命共同體を共に構築することに続き、開放?包摂、革新的成長、コネクティビティ、協力?ウィンウィンのアジア太平洋運命共同體の構築に盡力することを初めて提唱した。中國の案は世界の憧憬に値する未來を描き出した。
「一帯一路」の共同建設は、中國が世界のために築いたプラットフォームであり、中國が世界のために見出した人類発展の道でもある。「一帯一路」がスローガンや伝説ではなく、成功する実踐であり素晴らしい現実であることは、事実がすでに証明している。中國遠洋海運集団有限公司によるピレウス港プロジェクトの現場で、習主席は「一帯一路」共同建設の成功の模範を視察した。今年、イタリアがG7で初めて「一帯一路」イニシアティブの覚書に調印した。中國とキルギス、タジキスタンによる「一帯一路」共同建設協力の新たな青寫真がさらにはっきりした。ネパールのバンダリ大統領が「一帯一路」共同建設に積極的に參加し、ヒマラヤを跨ぐ立體的相互接続ネットワークを構築したい考えを表明した。このように「一帯一路」イニシアティブは世界中で「ブレイク」している。これは「一帯一路」イニシアティブが経済のグローバル化という歴史の潮流に順応し、グローバル?ガバナンス體制の変革という時代の要請に順応し、より良い生活を送りたいという各國民の強い願いに順応しているためだ。