先般閉幕したボアオ?アジアフォーラムはアジア各國に多くの期待を殘した。アジア運命共同體は「アジア各國は大家族」との意識を喚起しつつある。「一帯一路」のロードマップとアジアインフラ投資銀行(AIIB)のタイムテーブルによって、全世界はアジアが新たな未來へ踏み出すことへの期待に満ちている。そしてアジア文明対話大會の開催に関する習近平國家主席の提案は、歴史ある多彩なアジア文明を活性化するための努力の方向を指し示した。光明日報が伝えた。
アジアは世界最大の大陸であり、多彩なアジア文明は多彩な世界文明を集中的に體現している。歴史あるアジアは人類文明の重要な発祥地であり、人類文明が危機を脫して素晴らしい未來へと向かう希望の地でもある。
アジアの新たな未來を築くには、経済や政治の力に加え、文明の力が必要だ。文明間の対話?交流?相互參考から、文明間の尊重?包摂?助け合いへと進み、「各文明は大家族」という一蓮托生の精神と価値観を生む。これがアジア運命共同體を築き、アジアの新たな未來を築く新たな力となる。
悠久の歴史を持つ文明大國である中國は多くの文明の盛衰を目撃し、數千年間にわたり異なる文明との交流?共存経験を積み重ねてきた。古代シルクロードと茶馬古道は中國がアジアの各文明と交流し、互いに參考にしてきた歴史の証人だ。アジアは早くから苦楽を共にする運命共同體だった。「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」は、アジアの各文明に共通の特徴だ。謙虛で穏やか、禮儀を盡くして譲ることがアジア文明の全體的特色だ。苦難に直面した時、アジアの各文明が互いに助け合ってきた歴史は忘れがたいものだ。仏典研究のためインドへ萬里の道を歩んだ玄奘は旅の途中、様々な文明の國々の人々に助けられた。第2次大戦時に上海の人々がユダヤ人を助けた物語は、今もユダヤ民族に銘記されている。このような事例はアジアの各文明間で枚挙にいとまがないといえる。アジア內でも戦爭が起きたことはある。だがその深い教訓によって、今日のアジア人はなおさらに平和を大切にし、アジア人の間の世々代々の友情を大切にし、団結し、一體化している。
今日、世界は數々の危機に直面している。文明の力は真の力であり、人類が危機を脫する希望だ。文明間の対話は今日の世界において極めて重要な意義を持つ。數千年間にわたり形成されてきた各文明は、席についてよく意思疎通と交流を行う必要がある。文明間の差別や衝突は速やかに止める必要があるし、止めなければならない。われわれには新たな文明観が必要だ。みなが一致して賛同し、従う共通の新たな道徳倫理と文明秩序が必要だ。われわれは習主席が開催を提唱したアジア文明対話大會が、アジア運命共同體を築き、アジア文明発展の新紀元を切り開く力強い支點となることを期待する。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月6日