外交部(外務省)の耿爽報道官は3日の定例記者會見で「関係各國が國際的な宇宙空間の軍備制限プロセスに積極的に參加し、宇宙空間の恒久的な平和と安全をしっかりと維持することを希望する」と述べた。
報道によると、ロシア外務省は2日、國連総會の第72/250號決議に基づき設置された政府専門家會議が3月中?下旬にジュネーブで宇宙空間の軍拡競爭を防止する法的文書について議論し、ロシア、中國、ブラジルなど25カ國の専門家が合意文書の策定に努めたが、米國が最終報告を阻止し、自らの行動についても明確な説明をしなかったと発表した。
耿報道官は「宇宙空間での軍拡競爭の防止は國際社會が長年一致して求めているものだ。この問題の重要性と緊迫性を考え、中國やロシアなど各國が提案する形で、國連は25カ國による政府専門家會議を設けた。これは國際的な法的文書について審議し、提言することが目的だ。2期の會議のたゆまぬ努力によって、専門家會議は最終報告について合意に近づき、宇宙空間の安全維持について重要な貢獻をする希望があった。だが特定の國が阻止したために、最終的に報告を採択することはできなかった。中國はこれを大変遺憾に思う。われわれは関係各國が各國の共通の安全保障の観點から、この問題を客観的に扱い、國際的な宇宙空間の軍備制限プロセスに積極的に參加し、宇宙空間の恒久的な平和と安全をしっかりと維持することを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月4日