米國の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に対抗するため、中國が韓國旅行商品販売禁止措置を取っているため、韓國の済州(チェジュ)島を訪れる中國人観光客が激減している。 參考消息網が韓國紙「聯合ニュース」の報道を引用して報じた。
済州島が今月1日に公表した統計によると、今年1-7の7ヶ月間、済州を訪れた中國人観光客は58萬9138人と、前年同期の177萬2955人と比べて66.8%減少した。
具體的には、済州への直行便、済州を経由する航空便は計63.5%減、クルーズ船は72.8%減だった。今年3月中旬以降、中國から済州に寄港したクルーズ船は1隻もない。済州港と西帰浦(ソグィポ)軍民複合型観光美港に寄港する予定だったクルーズ船378便もキャンセルとなった。以前、済州國際空港からは、中國の28都市に350便が向かっていたものの、現在は248便が中止となっている。
済州島は、THAAD配備により、韓國を訪問する中國人観光客は激減すると予測し、PRに力を入れる國を東南アジアや日本の市場に移行した。しかし、1-7月、東南アジアからの観光客數は前年同期比でわずか11.1%増の28萬510人、日本人観光客に至っては4.5%減の2萬7323人だった。
済州島を訪問する観光客が激減しているため、外國人向けの免稅店やお土産売り場は経営難に直面している。中國人観光客の激減は、夏休みの観光オンシーズンの業績にも影響を與えている。7月に済州島を訪問した観光客は計128萬2748人と、前年同期比16.8%減だった。6月の観光客數も、前年同期比11.7%の127萬4019人だったため、2ヶ月連続で減少となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月3日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn