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福島原発、ロボットが燃料デブリを発見か

人民網日本語版 2017年07月25日14:19

福島原発に入った水中ロボットが3日間の調査任務を完了し、3號機內で初めて燃料デブリと思しき寫真を撮影した。寫真によると、3號機の格納容器內には、高さ約1メートルの大量の堆積物があり、爐心溶融により形成された燃料デブリの可能性が極めて高い。これが証明されれば、福島原発の廃爐作業にとって、節目となる一歩になる。科技日報がBBCの23日付けの記事を引用し、伝えた。

2011年3月の大震災で、福島原発は1986年のチェルノブイリ事故以來、世界で最も深刻な原発事故を起こした。福島第一原発の1?3號機で爐心溶融が発生し、容器內の燃料が漏洩した。地震と津波、放射能漏れにより20萬人以上が故郷を離れ、2萬人弱が死亡または行方不明になった。

日本政府と福島原発の運営會社である東京電力は、廃爐作業に數十年が必要としているが、今夏にも燃料デブリの取り出し方針を固めたいと表明した。方針を定める科學者は、各原子爐の燃料デブリの具體的な位置と破壊狀況を事前に把握しなければならない。しかし放射線量が高いため、ロボットの活躍が期待されてる。

今回3號機に投入された水中ロボット「ミニマンボウ」は、長さ約30センチ、直徑約13センチとコッペパンのサイズしかない。照明裝置と5枚のスクリューを搭載し、水深6メートルを遊泳できる。2臺のカメラと1臺の放射線量計測器を使い、3號機の格納容器內で重要データを収集する。

東京電力の広報擔當者によると、ミニマンボウは3號機の中心エリアで大量の堆積物を撮影した。これは爐心溶融による金屬と核燃料のデブリに似ており、一部の殘骸は格納容器底部の制御バー周辺の氷柱に非常に似ているという。ミニマンボウは放射線量計測器を取り付けていなかったため、これらの堆積物が燃料デブリであるかについては、さらなる分析と確認が必要だということだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年7月25日

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