學生の83.2%が、非常に強い起業願望を抱いているものの、91.7%が、優れた革新的な起業プロジェクトが不足していると思っている。鄭州大學でこのほど開催された「2017年第1回中國大學革新的起業教育連盟年次総會」において、同連盟の孫宏斌?秘書長が、「2016年中國大學革新的起業青書?學情報告」を発表した。報告書のデータは、同連盟が今年4月から5月にかけて、全國の大學130校を対象としてアンケート調査を行った結果を取りまとめたものだ。中國青年報が伝えた。
統計データによると、2016年、調査に參與した大學の約8割が、革新的起業教育をめぐるさまざまな奨勵策や文書を発表し、7割の大學が、関連する教學改革を推し進めた。また、93.8%の大學に通う25萬人以上の學生が參加した「インターネット+」、「挑戦杯」、「創青春」などの各種革新的起業大會において、政府、大學、企業?國家機関など各種主體が共同で革新的起業教育事業に取り組んだ。
調査の結果、革新的起業教育をめぐるインフラ建設は急成長を遂げ、95.4%の大學が學內に革新的起業のための専用スペースを設けたが、教員の數とレベルは明らかに不足している。調査対象となった大學のうち、革新的起業教育の授業を擔當する教員全體のうち、學部卒業者は98人、高等職業學校卒業者は20人をそれぞれしめ、各大學で他の専門科目から革新的起業の授業に回った教員のうち博士課程修了者の割合が5割以上を占める大學は、わずか4%にとどまっている。
このほか、革新的起業科目の専門教材が存在する割合が低いことも、軽視できない目立った問題となっている。革新的起業科目の専門教材?補助教材を開発した大學の割合は57.7%にとどっている。國內?海外交流?協力の狀況も芳しくない。2016年末の時點で、今回の調査に參加した130大學において、海外協力を伴わない起業プロジェクトの割合は83.1%に達した。
統計データから、學生の起業願望は強いものの、具體的な発想に乏しいという狀況が浮き彫りになった。「非常に強い起業願望がある」とした學生は83.2%を占めたが、「優れた革新的な起業プロジェクトが不足している」と考える學生は91.7%に上り、約半數が、「資源、場所、資金、チームの組織指導?トレーニングなど、実踐の機會をより多く大學が提供してくれることで、プロジェクトが実行可能となるよう望んでいる」と回答した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月4日
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