アスタナ國際世界博覧會中國館が10日、カザフスタンの首都アスタナでグランドオープンした。中國館では高速鉄道が最も代表的な発明の一つとして紹介されており、多くの來場者が足を運んでいる。寫真は、高速鉄道の運転シミュレータで模擬運転を試みる來場者(撮影?呉壯)。 |
「母國に一番持ち帰りたい中國の生活スタイル?それはもちろん高速鉄道さ。なぜなら速くて手軽で、飛行機よりずっと安いから」-中國に留學しているバングラデシュ出身のサリム?サメットさんは、中國の高速鉄道がとても羨ましいと感じているという。新華社が伝えた。
サメットさんのように、中國の高速鉄道に憧れを抱く外國人は少なくない。「一帯一路(the belt and road)」沿線國20ヶ國の若者にとっての「中國新四大発明」の投票?選出活動がこのほど行われ、高速鉄道がトップに立ち、海外の若者が最も母國に持ち帰りたいと願う「中國特産品」となった。
中國共産黨第十八次全國代表大會(十八大)以降、中國の高速鉄道マップはどんどん拡大されている。蘭新(甘粛省蘭州-新疆ウイグル自治區ウルムチ)高速鉄道、滬昆(上海-雲南省昆明)高速鉄道、哈大(黒竜江省ハルビン-遼寧省大連)高速鉄道、寧杭(江蘇省南京-浙江省杭州)高速鉄道、青栄(山東省青島-栄成)城際(都市間)鉄道など、「四縦四橫」(南北方向の4路線と東西方面の4路線)の幹線ネットワークがほぼ開通し、ますます多くの省で「高速鉄道の空白」が埋められつつある。
2016年末の時點で、中國高速鉄道の営業総距離は2萬2千キロメートルを突破、世界の他の國々の高速鉄道を合計した総距離を上回ることとなった。このうち約6割は、十八大以降に敷設?開通した高速鉄道だ。中國は、世界で高速鉄道の営業総距離が最長の國となっただけではなく、高速鉄道の安全輸送規模が最大の國にもなった。2016年、高速鉄道による輸送旅客総數は延べ14億4300萬人に達した。これは、アフリカ大陸と南アメリカ大陸の総人口を輸送した數値に相當する。
中國が獨自に設計?開発し、完全に獨自の知的財産権を持つ中國基準の高速鉄道車両は、時速420キロメートルでのすれ違いや重連牽引という目標を達成した。同車両は、世界で初めて時速420キロと重連牽引を計畫した高速鉄道車両となった。また、最高時速や最低の走行時溫度に関する世界記録を更新、世界の高速鉄道の「お手本」となった。
世界最高の中國高速鉄道は、世界とシェアしなければならない。トルコ初の高速鉄道、インドネシア初の高速鉄道、ロシア初の高速鉄道などの背後には全て、中國企業の影が見え隠れしている。強力な設計チーム、切磋琢磨された技術基準、最も優れたコストパフォーマンスを備えた高速鉄道関連製品など、中國高速鉄道は、「一帯一路」協力プロジェクトをけん引する役割を擔い、海外生産能力協力プロジェクトの主役を務め、世界第二の経済大國としての責任ある立場に立ち続けている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月12日
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