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30年前に日本が撮影した「舌で味わう中國」、當時の生活やグルメ明らかに

人民網日本語版 2017年04月01日14:59

料理をテーマとした中國のドキュメンタリー番組「舌で味わう中國」が5年前に放送を開始し、中國のグルメや生活を紹介し、中國各地のグルメの実態は多くの人を魅了した。そしてこのほど、30年前に日本が撮影した「中國の食文化」という番組があるネットユーザーによって発見された。同番組では改革開放初期の中國人の日常生活から一般的な家庭料理やトップレベルの料理技術が紹介されており、「民は食をもって天となす(民にとって食べるのは大事なこと)」という角度から、1980年代の中國のちょっと異なる一面が描かれている。同番組に登場するいくつかの料理にいたっては現在ではもう作られていない。北京晨報が伝えた。

「中國の食文化」シリーズは全5回あり、北京、広州、江南(江蘇省、浙江省、上海)エリア、四川などの飲食文化や料理の技術をそれぞれ紹介している。このドキュメンタリーを企畫したキッコーマン株式會社は、中國料理には市民が日常的に口にする味もあれば、宮廷の宴會に出てくるような究極の料理もあり、種類が豊富で非常に奧深いものとして見ていた。同番組で選出されたレストランは全て有名な飲食企業のもので、隆福寺の軽食以外には、全聚徳、東來順、■肉宛(■は火へんに考)、豊沢園などの老舗レストランが登場し、それぞれのおすすめ料理を紹介している。1980年代初期、中國では改革開放が始まり、外國人向けの海外旅行ビザが次々に発行された。日本のカメラマンはこのような歴史的背景の下、順調に取材を行うことができた。ちなみに、取材した時期は1985年だ。

キッコーマンは350年もの歴史のある日本の醤油メーカーで、トヨタやソニーと同じく日本の有名企業の代名詞となっている。取材に參加した全聚徳のスタッフは、「このドキュメンタリー番組は當時、日本から中國に向かう飛行機內で放送されていた。中國を訪れる日本人観光客に中國の美食文化を紹介し、彼らに中國の歴史や中國人の生活を理解してもらおうという目的のため」と話した。

ドキュメンタリーの北京編では、北京市民の日常的な食べ物が當時の人々が感じていた素樸な幸せを反映していた。また、かつての隆福寺自由市場や隆福寺軽食店、冒頭の一部では崇文門野菜市場が紹介され、當時の様子に思いを馳せる人も多いに違いない。(編集YK)

「人民網日本語版」2017年4月1日

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