グラフェンがスピーカーになり、聾唖者が口を開いて「話す」ことをサポートする。清華大學(xué)マイクロエレクトロニクス研究所の任天令教授が率いるチームが開発した「スマートグラフェン人工喉」は、將來的に聾唖者が「話す」という難題を解決する可能性を持っている。新華社が伝えた。

任教授のチームは科學(xué)誌「ネイチャー?コミュニケーションズ」で、「音聲感知能力を持つスマートグラフェン人工喉」と題した研究論文を報(bào)告した。同チームは多孔質(zhì)グラフェン材料の長所を活かし、裝著に適した集積音聲裝置を製造した。「人工喉」の裝著者が大聲で唸ると、人工喉は喉の振動(dòng)狀態(tài)を感知し、事前に設(shè)定しておいた音を出す。裝著者が唸る長さやトーンを変えることで、人工喉の聲もそれに伴い大きく変化する。

スマートグラフェン人工喉は異なるトーンを認(rèn)識(shí)し、さらに聲の強(qiáng)弱、叫び、咳などの震えにより、異なる聾唖者の言語を読み解く。また音節(jié)と音程の組み合わせにより、より豊富なフレーズを口にすることができるという。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月9日