今、若者の多くが、微信(Wechat)の歩數計測機能を好んで使っている。転職して新しい會社に入った胡さん(30)は、會社がこのツールを社內規則に利用していることを知ったという。この會社では、「社員は1日1萬歩以上歩かなければならない」というルールを定めていたのだ。重慶晩報が伝えた。
16日午後2時、記者が胡さんと面會した。やや小柄で肥満気味の彼は、昨年12月にこのIT関連企業に入社したという。「入社手続の時に、人事部の擔當者が私の微信とつながり、毎日微信の萬歩計を立ち上げた。その擔當者から、『社員は毎日1萬歩歩かなければならない』という社內ルールを実行しなければならないと宣告された」と彼は話した。
胡さんは、「その時、本業の仕事さえしっかりやれば良いと思っていたのに、なぜ社內規則だからといって歩く必要があるのだ?」と疑問に思い、このようなルールは常識はずれだと感じたという。「翌日から、私は車通勤を止め、毎日20分かけて地下鉄駅まで歩くようになった。最初、出勤?退勤中の歩行は、とてもつらかった。だが、1ヶ月余り続けて、ようやく自分が運動不足だったことを実感した。今では數キロの減量に成功した。同僚の多くも晝食後、パソコンでゲームに沒頭することをやめ、連れだって散歩に出歩いている」と胡さん。
16日、記者がこの會社の擔當者?郭総さんとコンタクトを取った。彼女はこのルールができるまでの経緯について、次の通り説明した。
「オフィスで長時間座り続け、その上たくさん殘業する日々が続くと、若い社員はひどい肩こり?首こりなどの半健康狀態に陥ってしまう。この厳しいルールは、社員の健康度アップを図る目的で定められた。実は、ルール違反したときの罰則も、腕立て伏せ50回から100回という極めてシンプルなものだ。今のところ、違反者はまだ一人も出ていない。社員たちが自ら進んで、楽しんで身體を動かすようになる日が來るまで、このルールはなくならないだろう」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月18日
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