江蘇省演蕓集団有限公司による新作オペラ「鑑真東渡(がんじんとうと)」が20日夜、東京で初公演を行い、駐日中國(guó)大使?程永華氏、福田康夫元首相、鳩山由紀(jì)夫元首相、自民黨副総裁?高村正彥氏などが會(huì)場(chǎng)を訪れた。人民網(wǎng)が伝えた。

同作品は唐代の名僧?鑑真が6回目の航海でようやく日本に渡ることができたという中日両國(guó)の人々にとって馴染み深いストーリーをオペラ形式で描いている。物語(yǔ)は「幻海」、「願(yuàn)海」、「迷海」、「覚海」、「心海」、「慧海」の6つのパートから構(gòu)成されており、役者たちの素晴らしい演技に、観客たちからは惜しみない拍手がおくられた。

鑑真の故郷に対する思いを表現(xiàn)するために、揚(yáng)州の民歌「抜根蘆柴花」のメロディーが用いられたほか、痩西湖や五亭橋、大明寺といった揚(yáng)州の有名な景勝地も劇中に登場(chǎng)した。また、大明寺の仁如法師が舞臺(tái)端にある蓮花座で「大悲呪」、「華厳経」、「心経」などの仏教法典を詠唱したシーンも印象的だった。

公演終了後、程永華大使は役者たちと対面し、「私は駐日中國(guó)大使就任後、まず鑑真が上陸した場(chǎng)所である鹿児島県の坊津町を訪れた。そして、今日はちょうど鑑真が同地に上陸した記念日にあたる。多くの人が鑑真の精神を守り続け、さまざまな困難を克服し、中日両國(guó)民の友好的な交流を発展させるために努力していってほしい。また、より多くの中日両國(guó)民がこのオペラを鑑賞し、今日の中日友好促進(jìn)のためにより大きな効果を発揮することを願(yuàn)っている」と述べた。

東京での公演以外に、同作品は奈良と京都でも上演される予定だ。日本での公演終了後は、アジアの他の國(guó)でも上演されるという。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年12月23日