「若者が掘り起こす“東北”の魅力を発信する~東北 絆プロジェクト~」代表団の大學生たちは宮城県仙臺市にある東北観光推進機構(gòu)を訪れ、當機構(gòu)の代表者や日本大手旅行會社JTBの代表者と共に視察期間中の體験と感動を分かち合った。人民網(wǎng)が伝えた。
交流會には東北観光推進機構(gòu)推進本部の油川晉司本部長代理と莊子芳和事業(yè)部擔當部長、JTB東北執(zhí)行役員でもある伊沢洋平営業(yè)部長と岡部俊一中國事業(yè)擔當部長が出席した。JTBの岡部中國事業(yè)擔當部長は、東北地方は日本の國土の約五分の一にあたる6萬7千平方メートルという広い土地で、米や美味しいお酒、グルメ、悠久の歴史をもつ祭りなどがあると紹介する一方で、中國では現(xiàn)在1980年代生まれや90年代生まれの人々が海外旅行する主な年齢層になっているため、今回のイベントに參加した90年代生まれの大學生たちに、自らの目で見た東北の本當の姿を中國の人々に紹介して欲しいと語った。
東北観光推進機構(gòu)の莊子事業(yè)部擔當部長は現(xiàn)在、東北地區(qū)の観光が直面している現(xiàn)狀について「ここ數(shù)年、訪日外國人観光客の數(shù)は増え続けているものの、いずれも日本の大都市に集中しており、2015年に東北地方を訪れた外國人観光客の數(shù)はようやく東日本大震災発生前のレベルに達したばかりだ。そのうち中國人観光客はわずか9萬人だ」と指摘し、同じく視察メンバーが今回の旅行を通じて、発表會ですばらしい提案をしてくれることに期待しているとした。
JTB東北取締役でもある伊沢営業(yè)部長は、東北地方の特色ある観光スポットや文化風習、宿泊施設を紹介するウェブサイトがすでに開設されており、JTBグループも引き続き外國人観光客にとって魅力あるツアーを組んでいく予定だと紹介した。
その後、視察メンバーはそれぞれ數(shù)日間の旅の感想などを次のように披露した。
〇青森県視察メンバー
青森旅行で、東北の人々の溫かさや優(yōu)しさを感じただけでなく、ツアーの中で、外國人向けに販売されているJRフリーパスが便利だった。
〇巖手県視察メンバー
巖手県は観光客が自然の中に浸りつくすことができる土地だ。
〇秋田県視察メンバー
秋田県はとても美しく、多くの人々に知られていないのが殘念でならない。自分の力を盡くして、より多くの人々に秋田県の魅力を伝えたい。
〇宮城県視察メンバー
數(shù)日のツアーで現(xiàn)地の人々の素樸さと親切さ、人々の自分の故郷に対する誇りを感じることができた。
また今回、山形県と福島県の視察には日本人留學生が1人ずつ參加した。中國人學生と共に旅行することで、この2人の「地元民」も新たな角度から自分の意見を発表している。山形県を視察した阿部理さんは「中國人観光客にとって日本旅行とはまず東京での買い物、その次に京都で伝統(tǒng)文化を感じ、そのあとで美しい景色を鑑賞したいと考える。東北の景色は確かに美しいが、それだけで中國人観光客を惹きつけるのは難しい。山形県鶴岡市は日本で唯一『ユネスコ食文化創(chuàng)造都市』に選ばれている場所だ。そのためグルメを東北地方に外國人観光客を呼び寄せる目玉にすることができると思う」とした。
福島県を視察した岡部航大さんは今回、中國人學生と共に旅行したことで、外國人観光客が現(xiàn)地を旅行する際に不便に感じる點に気付いたという。例えば、Wi-Fiサービスを提供する宿泊施設が多くない點、買い物する際に商品の詳細な説明がない點などだ。これら細かな點は今後改善して欲しいと語った。
「若者が掘り起こす“東北”の魅力を発信する~東北 絆プロジェクト~」の活動は5月20日で無事全行程を終えた。今回の活動は「東北 絆プロジェクト」の一環(huán)として行われ、5月16日から20日まで日本の東北6県で展開された。同プロジェクトには北京大學、清華大學、中國人民大學等大學から12名の中國と日本の大學生が參加。6月には発表會が計畫されており、視察メンバーたちは視察した內(nèi)容を元に、今後東北地方を旅行する観光客が參考にできるような特色に富んだツアーを企畫し、発表する予定だ。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月25日