山西省絳州地域の木版畫の年畫(民間の伝統蕓術。鮮やかな絵柄の絵畫で、正月飾りなどに用いられる)は同省の無形文化遺産に指定されている。
悠久の歴史をもち、宋?金の時代に始まり、明?清の時代に盛んになった。天津市の楊柳青、河南省の朱仙鎮、江蘇省の桃花塢の年畫はつとに有名で、最も古いものは北宋の時代の書物「仏説北斗七星経」に挿絵として登場する。
時代の移り変わりとともに、絳州の年畫は徐々に衰退しているが、同省新絳県文化局を退職した元幹部の呉百鎖さんが伝統を継承する。呉さんは絳州の年畫に惚れ込み、これまでに約200萬元(約3500萬円)をつぎ込んで、數十年かけて古い版木、下絵、絵巻物などを収集?整理?保存してきた。高齢の版畫蕓術家の元を何度も訪れ、自ら版畫の制作技術を學んでもいる。新華網が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月28日