中國の全人代常務委員會はこのほど「中華人民共和國テロリズム対策法」を可決した。多くの國々の政府、専門家、學者、メデイアはこれに強く注目し、テロリズムと過激派は人類社會が直面する共通の試練であり、中國のテロ対策法成立は世界のテロリズムに対するタイムリーで効果的な措置だと指摘した。人民日報が伝えた。
ロシア外務省ウェブサイトは論説で「ロシアは中國のテロリズム対策法成立を歓迎する。これはあらゆる形態のテロリズムを効果的に取り締るために強固な法的基礎を制定するべく中國が歩み出した重要な一歩であり、露中の対テロ協力の強化に資する」と指摘。「露中両國は國際対テロ努力において國連の調整役割を維持することを一致して主張している。こうした努力は政治化されるべきでなく、前提條件によって拘束されるべきでもない。われわれは同法の成立が露中の対テロ協力の一層の強化に資し、この協力は両國の包括的?戦略的協力パートナーシップの枠組で勢いよく発展すると信じている」と指摘した。
ベラルーシ外務省はウェブサイトに発表した聲明で、中國のテロリズム対策法成立を支持。「國際テロリズムは世界に氾濫し、國際社會の準則と価値観に対する公然たる挑戦であり、平和と安全に対する主要な脅威となっている。ベラルーシはいかなる形のテロリズムも一貫して、かつ斷固として非難しており、中國のテロリズム対策法成立を支持し、多國間や國家レベルでのテロ対策協力の発展?拡大を支持する」とした。
エジプトのシンクタンクのトップは「中國のテロリズム対策法の成立はテロリズムを取締り、テロリストを捕えるうえで大きな助けとなる。また、中國政府に法的根拠を與え、必要な手段と措置を講じて人々の生命と財産がテロ活動の脅威を受けないようにするものだ」と指摘した。
ケニアの安全保障問題専門家は「中國のテロリズム対策法成立は、世界のテロリズムに対するタイムリーで効果的な措置だ。テロリズムと過激派は人類社會の直面する共通の試練であり、世界の平和に大きな脅威をもたらす。テロリズム対策法を公布したことは、テロ対策における中國政府の決意をはっきりと示すものだ」と指摘した。
インドネシアASEAN南洋財団の會長は「テロリズムは世界共通の敵だ。世界の対テロ情勢が日増しに厳しくなる中でテロリズム対策法を可決し、國際対テロ協力の強化に法的支えを與えたことは、中國による國際的責任負擔の一環だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月4日