微博(ウェイボー)に最近、「上海ガニの英國での物語」と題する文章が投稿され話題となった。同投稿によると、「上海ガニが英國のテムズ川で氾濫し、大繁殖し、生態系を脅かしているため、現地の人々が頭を痛めている」。中國人の大好物である「上海ガニ」は、英國人にとっては「邪魔物」になってしまっているのだろうか?重慶で働いている英國人アンデレさんとロンドンに留學して7年になる重慶出身の張露さんに話を聞いた。重慶晨報が報じた。
ロンドンで生活していたアンデレさんは2年前から重慶で暮らすようになった。「上海ガニが英國で氾濫している」という情報について、アンデレさんは、「大げさ」と指摘。「上海ガニは、英國、少なくともロンドンでは氾濫していない。生態系を脅かしているというのは聞いたことがない。英國のスーパーでは、川や海のカニなど、いろんな種類のカニが売られている。もちろん上海ガニも売られている。英國人は、食べたい時にカニを食べ、特にこの季節になるとカニを食べるということはない。それに、上海ガニを『冷遇』することもない」と説明した。
一方、張さんは、「テムズ川の近くによく遊びに行く。でも、上海ガニを見たこともないし、上海ガニを川で捕っている人も見たことがない。英國では、10ポンド(約1840円)で上海ガニを3匹買える。友人とよく買って家で食べる。英國人は外でカニを食べる時、必ず、ホワイトワインを飲む」と説明した。
「人民網日本語版」2015年10月13日