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2015年10月9日  
 

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人民網日本語版>>経済

クロスボーダー人民元決済システムが始動 第1期

人民網日本語版 2015年10月08日17:31

中國人民銀行(中央銀行)のサイトが伝えたところによると、2015年10月8日、國境を越えた人民元建て決済システム「クロスボーダー人民元決済システム」(CIPS、第1期)がオンラインでの運営を開始した。國內外の金融機関の人民元建てクロスボーダー業務およびオフショア業務に資金の清算?決済サービスを提供する、重要な金融インフラとなるシステムだ。人民網が伝えた。

CIPSは2段階に分けて構築される計畫で、第1期ではクロスボーダー人民元業務の処理を円滑にし、クロスボーダー貨物貿易およびクロスボーダーサービス貿易の決済、クロスボーダー直接投資、クロスボーダー資金調達、國境を越えた個人の送金などの業務を支援することを目指す。主な機能的特徴として次の5點が挙げられる。(1)CIPS(第1期)にはリアルタイム全額決済方式を採用して顧客の送金業務および金融機関の送金業務を処理する(2)直接參與者は一點アクセスでシステムに入り、清算業務を集中的に行い、清算のプロセスを短縮させ、清算の効率を向上させる(3)國際標準メッセージISO20022を採用し、クロスボーダー業務に參與する者が一貫処理(STP)を行えるようにする(4)運営時間は歐州、アジア、アフリカ、オセアニアなどで人民元業務が行われる主要時間帯をカバーする(5)國內の直接參與者に専用ラインでのアクセス手段を提供する。

人民銀の説明によると、公平な競爭が行われる市場環境を育成するために、人民銀は「人民元クロスボーダー決済システム業務暫定ルール」を公布し、參與者の參入條件、口座管理上の要求、業務処理上の要求などを規定し、CIPSの安定的運営に向けて制度面の基礎固めをした。これと同時に、クロスボーダー銀行間支払?決済(上海)有限責任公司を設立し、CIPSの運営に獨立して責任を負わせることとした。同公司は人民銀の監督と管理を受ける。

CIPSの第1期直接參與機関には、中國工商銀行、中國農業銀行、中國銀行、中國建設銀行、中國交通銀行、招商銀行、上海浦東発展銀行、中國民生銀行、興業銀行、平安銀行、華夏銀行、HSBC(香港上海銀行)中國法人、シティバンク中國法人、スタンダートチャータード銀行中國法人など國內?海外資本の19銀行が含まれる。また同時にオンラインでつながった間接參與機関には、アジア、歐州、オセアニア、アジアなど各地域にある國內銀行38行と海外銀行138行がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年10月8日

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