范長竜?中央軍事委員會副主席が米國のカーター國防長官の招待を受けて、同國を公式友好訪問している。(文:張軍社?海軍軍事學術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
ここしばらくの間、米國、特に米軍は南中國海紛爭に大仰に介入し、南中國海における中國の正常な島?礁建設に不當な非難を加え、サイバーセキュリティー問題で中國の顔に繰り返し泥を塗ってきた。こうした中でも、范副主席が予定通り訪米したことに、國際社會は自ずと強く注目している。
范副主席の訪米は確かに中米両軍の交流計畫に基づき行われる通常の訪問だが、予定通りに行われたことで、多くの重要なメッセージが外部に伝えられた。
第1に、中米両國が両軍関係の発展を強く重視していることがはっきりと示された。両軍関係は両國関係を構成する重要な一部だ。長年の間、両軍関係は両國関係において立ち後れた部分だった。2013年6月の習近平國家主席とオバマ大統領のサニーランズ會談で、雙方は両軍関係改善?発展の重要性を共に強調し、新型の大國関係の構築に努力し、新型の軍事関係の構築を推進すべく共に努力する意向を表明した。2014年11月の米中首脳會談でも、雙方は新型の大國関係に見合った新型の軍事関係の構築について改めて共通認識にいたった。范副主席の今回の訪問は、両國首脳間の共通認識を実行に移す重要な措置だ。
第2に、理解と相互信頼の強化という中米両軍共通の願いが浮き彫りになった。サニーランズ首脳會談後の2年間、中米両軍は新型の大國関係と見合う新型の軍事関係の構築に積極的に取り組み、上層部交流、制度化された対話と協議、若手將校交流、合同訓練などの面で新たな進展を遂げ続けてきた。范副主席の今回の訪問は両軍の理解と信頼の強化、協力の拡大、両軍関係の前向きな発展のさらなる促進にとってプラスだ。