元看守の張俊林氏(62歳)が開発した潛水艇「神竜2號」を覚えているだろうか?その改良版「神竜3號」が設備取り付けをほぼ完了し、間もなくラインオフとなり、南中國海で試験航行を実施する予定だ。張氏のチームは試験航行に自信を見せており、成功後に潛水艇の一部のさらなる調整?改良を行うことになる。同潛水艇は水中観光、水中救助、海底探査が可能で、さらにはロボットアームを取り付けることで海底の漁などが可能になる。中國網が伝えた。
張氏はこの2年間に渡り神竜3號のチーフデザイナー、チーフエンジニアとしてチームを率いてきた。公開を控えている新型潛水艇の全長は15メートル、幅は2.1メートル、高さは3メートル、自重は約25トンで、定員は20人。艦體はステンレス材料を採用。張氏は、「ステンレスはカーボンスチールよりも耐蝕性と靱性が高く、強い水圧に耐えられる」と語った。
今年62歳になる張氏は、2000年の定年退職後に観光用潛水艇の製造に興味を示し、2006年3月より製造を開始した。張氏はこれまでに、神竜1號、神竜2號の開発と、試験航行に成功している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月23日