中國國家海洋局が発表した情報によると、「全國海洋観測ネットワーク計畫(2014?2020年)」が、このほど正式に発表された。同計畫は、2020年までに中國で海洋総合観測ネットワークを構築し、海洋環境の立體的な観測能力を初歩的に形成するとした。中國科學報が伝えた。
同計畫は中國海洋観測ネットワークの発展について、以下のように提起した。
2020年までに國家基本観測ネットワークを主幹とし、地方基本観測ネットワークとその他の業界の専門的な観測ネットワークを補助とする海洋総合観測ネットワークを建設する。カバー範囲は沿岸部から近海?中遠洋へ、水面から水中?海底へとそれぞれ拡大し、沿岸観測、沖合観測、大洋?極地観測の効果的な融合を実現、海洋環境の立體的な観測能力を初歩的に形成し、海洋の防災?減災、海洋経済の発展、海洋権益保護などの需要を基本的に満たせるようにする。
同計畫は目標の実現に向け、海洋観測ネットワークの4つの主要任務を次のように定めた。
(1)沿岸観測能力の強化。沿岸海洋観測基地(ポイント)、沿岸レーダー基地、津波警報観測臺の建設の強化など。
(2)沖合観測能力の強化。ブイ、標準斷面調査、海上観測プラットフォーム、海上篤志観測プラットフォーム、篤志観測船、海底観測システム、衛星観測システムの設置と運行が含まれる。
(3)大洋?極地観測の実施。
(4)総合保障システムの建設。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月19日