ANAホールディングスの伊東信一郎社長は、英フィナンシャル?タイムズ紙のインタビューに応じ、「全日空にとって中國路線は、會社の事業において非常に重要な路線の一つであるため、日本と中國の関係が改善されることを希望している」と語った。中國新聞網が伝えた。
伊東氏のインタビュー內容の抜粋は下記の通り。
「全日空にとって中國路線は、會社の事業において非常に重要な路線の一つであるため、日本と中國の関係が改善されることを希望している。現在、日本には非常に多くの中國人観光客が訪れているが、中國を旅行する日本人はあまり多くない。積極的な両國関係を築くことでしか、この狀況は変えることはできない」。
■格安航空會社(LCC)の挑戦にどのように対応するか?
「目下、日本市場における格安航空會社の主な収入源は國內路線だ。しかし、長期的なスパンで考えると、日本の人口は減少しており、この狀況下では、國際市場のシェアを増やす必要がある。そこで著目したのが、特に航空需要など、高い成長率を誇るアジア市場であり、この市場に入り込むチャンスを摑まなければならないと考えている」。
「また、地理的な角度から見ると、北東アジアに位置する日本には、強みがある。アジアは太平洋地域からの物流を受け入れており、米國や歐州の取引を含めて、人や資金の流れも増加している。全日空はこの成長分野で確固とした地位を築かなければならない」。
■価格競爭への対応
「価格競爭は、あらゆる航空會社が直面している問題だ。特に航空需要がここまで高まっているアジア市場ではなおさらだ。現在、事業統合は考えていないが、將來的にはこういった動きが主流になると見ている。このような狀況が発生した際、會社がこの種の問題に対応するだろう」。
「格安航空市場の発展については、非常に大きな成長分野だと考えている。特に、歐州ではすでに市場の40%、アジアでは市場の35%を占めている。日本においては、格安航空會社が占める市場は全體の10%にも満たないが、潛在的な成長を見なければならない。全日空が出資する2つの格安航空會社は、この分野での潛在的な成長を実現させる準備がすでにできている」。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月19日