男子學(xué)生の寮と言えば連想するのは何だろう。散らかった汚れた服や靴下だろうか、それとも絶え間ないキーボードやゲームの音だろうか。しかし安慶師範(fàn)學(xué)院の寮の5A208號(hào)室は、男子寮に対する一般のイメージを裏切る場所だ。この部屋に入居している査達(dá)権さん、王祁さん、周逸群さんの3人は「本の蟲」で、3年で1千冊以上の本を買い込み、「最も文學(xué)的な男子寮の部屋」を生み出している。

　棚に置かれているのは全てが本で、生活用品は小さな隙間に押し込まれている。機(jī)の上にも本が何層にも積み上げられ、タンスの中、床の上にも壁に沿って「本の壁」が築かれている。本の多くは古本で、しかも一般の書店では入手しづらいものばかりで、多くの本は高価なものだ。おおまかに計(jì)算すると、彼らは3年で4萬元（約79萬円）ほどを本のために費(fèi)やしたという。

　本を買うために彼らは日常生活を切り詰めているものの、それでも苦しいとは思わない。「よい本を持つことは非常に愉快なことだ。私たちは毎日、読書を続けている。今後はこのように1日中読書をする時(shí)間はないかもしれない。だから青春の最もいい時(shí)期に、勉強(qiáng)をしたい」と周逸群さんは語る。（編集YH）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月8日