家電量販店の國美電器、オンライン小売の京東商城は15日、仮想移動體通信事業の番號配布を間もなく開始すると発表した。そのうち「京東通信」(京東商城の移動通信事業)の頭3ケタ「170」の番號は、5月17日より予約販売を開始する。國美電器の仮想移動體通信事業ブランド「極信」も5月17日より、中國聯通(チャイナ?ユニコム)、中國電信(チャイナ?テレコム)で実用化の試験を実施する。料金プランがなく、契約不要で、データ通信量がリセットされないことなどが、宣伝の売りとなっている。新京報が伝えた。
◆京東ユーザー、ネット通販で通話料をゲット
京東は15日、「JD自由行」の通信サービス料金を月額10元(約163円)に設定することを発表した。通話料は毎分0.15元(約2.5円)、通信料は1MBあたり0.15元、ショートメールは1通あたり0.1元(約1.6円)で、長距離電話?市內電話?ローミングの料金は統一化される。國內であれば著信料は無料。京東は、「脫料金プラン?脫契約?脫リセット」と宣伝している。京東通信のオンライン営業店は、カードの発行と交換、領収書の郵送、カード購入の送料無料などのサービスを提供する。
京東はネット通販と通信事業、會員のネット通販利用と通話料金のチャージを結びつけた。京東商城で「銀メダル」以上の評価を持つユーザーは、2014年5月28日から12月31日まで、京東で2元消費するたびに、頭3ケタ「170」の攜帯電話番號に1分間の通話時間と1MBの通信量をチャージすることができる。毎月の上限は、通話料金が500分、通信量が500MBとなっている。
また京東通信のユーザーは、京東でのショッピングでも「特権」が得られる。京東通信の「170」の番號を購入し、京東のアカウントと連動させた消費者は、優遇価格で「特別商品」を購入できるようになる。京東のこの「特権」は、將來的に音楽、電子書籍、SNS、ゲーム、クラウドストレージ、O2O、金融などの事業にまで拡大される予定だ。