制度面の革新を通じて、投資の便利化、金融の便利化、貿易の便利化、監督管理の便利化を促進する――。これは自由貿易區の重要な使命だ。中國(上海)自由貿易試験區では一連の政策が打ち出された後、わずか半年で便利化の効果が徐々に現れてきた。人民日報が伝えた。
自由貿易區內の多くの金融機関は、區內の企業、非銀行金融機関に向け、國外からの人民元資金借り入れ業務を打ち出した。これにより、區內企業、非銀行金融機関の國外からの融資ルートが広がり、企業の融資コストが下がった。また、銀聯電子支付、快銭公司などの第三者決済機関は、商業銀行との提攜を通じてクロスボーダー電子商取引の人民元決算業務を打ち出した。さらに、シティバンク、HSBC、上海銀行などの金融機関は區內の多國籍企業に向け、経常項目に限定したクロスボーダー人民元建て集中受領?支払い業務を行い、區內企業の決算業務を簡略化し、決済の効率を高めた。
上海自由貿易區管理委員會の戴海波常務副主任は「2014年版のネガティブリストは上半期に打ち出される。企業の貿易口座もまもなく開設され、企業による國內外の投資がより便利化される」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年3月30日