ヤシの木早登りやブランコなど民族の特色あふれる中國の運(yùn)動(dòng)會(huì)が開催中
第12回全國少數(shù)民族伝統(tǒng)體育運(yùn)動(dòng)會(huì)が今月22日から30日までの9日間、海南省三亜市で開催されている。ヤシの木早登りやジェンズ(毽子)蹴り、ドラゴンボート、川に浮かべた1本の竹の上に立って漕ぎ進(jìn)む「獨(dú)竹漂」、ブランコ、竹馬レースを含む18種目のほか、3ジャンルのパフォーマンスも実施され、民族の特色あふれるイベントとなっている。
11月24日、ヤシの木に登る選手。
「ヤシの木早登り」は、今大會(huì)から新設(shè)された種目。海南島の島民のお家蕓でもある。島民は高さ數(shù)十メートルのヤシの木に登り、ヤシの実を採って、中に入っているジュースを飲むからだ。そして、ヤシの木に登ることがいつの間にか、海南島で人気を集めるスポーツイベントに発展していった。大會(huì)では、男子が9メートル、女子が7メートルの天然のヤシの木、または人工的に作られたヤシの木のてっぺんまで登り、そこに取り付けられているボードをタッチするまでのタイムを競(jìng)う。
11月23日、「花炮」を激しく奪い合う選手たち(撮影?晉美多吉)。
侗(トン)族や壯(チワン)族の伝統(tǒng)的なゲーム「花炮」は、「東洋のラグビー」とも呼ばれ、500年以上の歴史を誇る。當(dāng)初は、トウのつるや針金で作られた輪に、赤い布をくくり付けて作った「花炮」を火薬を使って10メートル以上打ち上げ、落ちてくる「花炮」を奪い合っていた。そして手にした「花炮」を奪われないように、指定の場(chǎng)所まで運(yùn)べば、勝利を手にすることができる?,F(xiàn)在は「花炮」の形や試合のルールも昔に比べずっと整備された。試合において、選手たちは力を合わせて協(xié)力し、勝利を目指す。
11月27日、「獨(dú)竹漂」の試合で漕ぎ進(jìn)む選手たち(撮影?魏暁昊)。
水面に浮かべた1本の竹の上に立ち、漕ぎ進(jìn)む「獨(dú)竹漂」は、貴州省を流れる赤水河の流域が起源。元々は現(xiàn)地の人々にとって水上を移動(dòng)する手段だったが、次第にスポーツへと発展し、試合などが開催されるようになった。試合では選手は裸足で水面に浮かべた1本の竹の上に立ち、長(zhǎng)い棒で漕ぎ進(jìn)み、そのスピードを競(jìng)って順位が決まる。
11月23日、試合でブランコを漕ぐ選手たち(撮影?曹禕銘)。
子供の頃にブランコで楽しく遊んだという人は多いだろう。そんなブランコはすでに中國の國家級(jí)無形文化遺産に指定されている。ブランコは、春秋時(shí)代(紀(jì)元前770年—紀(jì)元前476年)に中國北方エリアの遊牧民?山戎が発明し、その後、徐々に中國全土に普及したという説がある。試合は體重別に、高さを競(jìng)う種目と、設(shè)置された鈴にタッチする種目に分かれて行われる。選手は踏み板に立ち、両足の力を使ってブランコを漕ぐ。できる限り少ない回?cái)?shù)で漕ぎ、他の選手より高い場(chǎng)所に到達(dá)したり、鈴にタッチしたりすれば勝利となる。そのテクニックも多種多様で、難度も高いため、ユニークな競(jìng)技となっている。
男子100メートル竹馬レースで疾走する選手たち(撮影?楊光)。
「竹馬レース」の竹馬は元々、雨季で増水した川の淺瀬を渡ったり、エビや魚を採ったりする道具だった。また「板鞋競(jìng)走」は、中國西南エリアの人々が履いていた「板の靴」を利用した競(jìng)技で、3人が1組の「板の靴」を履いてタイミングを合わせて二人三腳のように走る?!刚渲榍颉工稀鹤澶巫嫦趣郡沥嬷椁驋袢·工胱鳂I(yè)に著想を得た競(jìng)技だ。それ以外にも日々の暮らしの中から著想を得ているものの、高度なテクニックを必要とする競(jìng)技として、射弩や民族武術(shù)、民族馬術(shù)などがある。
「板鞋競(jìng)爭(zhēng)」でタイミングを合わせて走る選手たち(撮影?魏暁昊)。
特色にあふれる各民族の伝統(tǒng)的なスポーツ競(jìng)技は、昔から今に至るまで伝承され続け、今では各民族が団結(jié)するための重要な架け橋に発展している。 (編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月27日
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