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世界の水著4著のうち1著を生産する遼寧の小都市?興城 今や百億元の大産業

人民網日本語版 2024年11月22日11:05

遼寧省遼東灣の北西岸に長く続く平野「遼西回廊」の中ほどに、人口50萬人足らずの海辺の小都市?興城がある。興城は水著産業で知られる。世界で売られている水著4著のうち1著はここで生産されたものだ。

興城の水著産業は1980年代にスタートした。この小さな町に水著産業発展のきっかけをもたらしたのは、海辺でバカンスを楽しみに各地からやって來る観光客の著ていた色とりどりの水著だった。地元の人は観光客の華やかな水著を新鮮に感じたとともに、そこにビジネスチャンスも見て取った。そうした中で、水著を數著買い求め、家に持ち帰って見よう見まねで作ってみる人たちが現れた。

當時は水著1著で1元(1元は約21.3円)の稼ぎになった。1人で1日に30著前後を縫製できるので、つまり1日約30元を稼げる計算になる。當時、工場で1ヶ月働いても賃金はやっと60元に屆くくらいだった。

こうして、「水著はもうかる」とのうわさがあっという間に興城全體まで広がり、最初はわずかな規模だった興城の水著産業は瞬く間に大きく拡大していった。

今では、興城の人口の約3分の1が水著関連産業で働き、水著メーカーは約1300社を數え、毎年平均約1億7000萬著(セット)の水著を生産している。國內市場のシェアは40%以上、國際市場でも25%を超え、年間の付加価値額は150億元に達する。

現在、興城の水著産業ではスマートトランスフォーメーションが進んでいる。統計によると、興城の生産設備約3萬3000臺(組)のうち、先進的な輸入設備が30%を超え、自動延反機、自動裁斷機、自動プリントなどの先進設備が広く応用されている。一定規模以上の水著メーカー(年売上高2000萬元以上のメーカー)では、デジタル裁斷機、デジタル延反機、デジタルプリントなどの設備の使用率が90%以上に上り、全ての生産工程でデジタル管理を実現したところもある。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年11月22日

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