2隻の740TEU（20フィート標準コンテナ換算）完全電動オープントップコンテナ船の著工式が5日、江西省湖口県で行われた。これは世界最大で中國初の1萬トン級完全電動先端スマート船が正式に建造段階に入ったことを示している。科技日報が伝えた。

同船の全長は127.8m、型幅は21.6 m、型深さは10.5 m。デュアルエンジン、デュアルプロペラによる推進を採用し、最大航行速度は11.5ノット。約740TEUの積載エリアがあり、10個のボックス型バッテリーを動力源とし、さらに太陽光発電システムで再生可能エネルギーを提供。運航及び停泊中の積み卸しのゼロエミッションを実現できる。

また同船はスマート統合プラットフォーム、スマート機械室、外洋での自律航行を備え、リアルタイム周辺視角、全天候航行視覚感知、航路計畫、自動操縦、自律衝突回避、操縦モード切り替えなどの機能を持つ。グリーン、高効率、スマートを一體化している。1隻目は2026年1月に使用開始される予定。

同船の著工は、中國沿岸部のコンテナ船の運航がゼロエミッションの完全電動時代に入ることを示しており、中國の海運業のグリーン?低炭素で質の高い発展の推進に対して畫期的な意義を持つ。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年11月8日